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コロナで家にこもって2ヶ月【体調不良、心がポキっと折れた、将来について考えた】

コロナで家にこもって2ヶ月 【体調不良、心がポキっと折れた、将来について考えた】

コロナで家にこもって2ヶ月、急展開がありました。「体調不良になったり、心がポキっと折れてしまったり、その中で将来について考える良い機会になったり」アップダウンのある時間を過ごしました。

アメリカ在住のわたしは、自宅待機を続けて2ヶ月が経ちました。

アメリカは、まだまだ感染者数が多いですが、「医療崩壊の可能性が一旦なくなったこと、経済がもたなくなってきたこともあり、今週から規制が少しずつ緩和されることになりました。」

緩和のレベルは、州によって変わります。わたしの住んでいるところは、「釣り、ゴルフ場、一部の州立公園オープンするなどリクリエーションの解禁、車の販売や小売(店外での受け渡し)、洗車、ランドスケーピングなどの経済活動が緩和されました。」

いずれも、ソーシャルディスタンスを保つことが条件です。もし、感染者数が急激に増加したら、再び禁止となります。

しかし、「レストランや、美容院、オフィスワークなどは、未だ解禁には至っていません。」

そして、わたしのことですが、2ヶ月目が結構ハードでした。なぜなら、おこもり生活には慣れてきたのですが、疲れが一気に出てしまい、めまいで動けなくなってしまったんです。

3月13日の非常事態宣言発令から、これまでの流れ

新型コロナウィルス

3月13日に緊急事態宣言が発令されたときは、グロッサリーストアで食品が消え、学校やオフィスが閉鎖、一気に状況が変わり、どうなるものかとっても不安でした。

大荒れのアメリカ!国家非常事態宣言後の生活の様子【2020年3月】

おこもり生活が2週間が経ち、少し慣れてきたものの、日々変わるニュースや右肩あたりに増える感染者数にビクビクしながら過ごしていました。

コロナショック!アメリカで2週間家にこもって『今、感じること』

1ヶ月が過ぎた頃、生活のリズムをつかめるようになってきて、かなり過ごしやすくなりました。

しかし、「行き交う情報に疲れたり、ネガティブなニュースに必要のない怒りが出たり、心穏やかでない自分が嫌になったりしました。」

新型コロナウィルスとは、長い戦いになります。「冷静に判断し、ブレない自分でいることが、これから先に生きていくのに重要だ」と気づたのもこのときでした。

【新型コロナとどう向き合うか】アメリカで1ヶ月家にこもって気づいた事

外出自粛6週目、『急なめまい』に襲われる

寝る、女性、ベッド

おこもり生活が6週間たったころ、生活にリズムができ、そして感染者数もピークを過ぎたとニュースで流れて、気持ちに余裕ができていたときのことです。

その日は、2週間に1回の買い出しの日でした。

「はじめのころは、2週間分の買い物に慣れなかった買い出しも、今ではリストを作りサクサクとカートの中に必要なものを入れ、山盛りになった重たいカートを押すのも慣れた頃でした。」

家に帰り、ひとつひとつ消毒していたところ、ちょっとフラつきがありました。

たまにホルモンのバランスや天候によって偏頭痛や少しフラフラすることがあるので、「なんだか今日はフラフラするなぁ。買い物で体力使って疲れたのかな?」くらいに思っていました。

しかし、買ったものの片付けを終えたとたん、目の前がグルグルと回るようになり、立っていられなくなったのです。

這うようにして、ベッドへ行き横になったのですが、目を開けるとグルグルで気持ち悪くなるので、目を閉じてしばらく横になりました。

寝返りをするときも、ひどい車酔いのような気持ち悪さがあり、音や光にもとても敏感だったので、夫に子ども達を見てもらいました。

「結局、激しいめまいは収まることなく、晩御飯をスキップして次の日の朝まで、眠り続けました。10時間ほどノンストップで、寝たと思います。」

よく寝たからか、朝目覚めるとグルグルは止まり、気持ち悪さやフラつきはありますが、随分と良くなりました。

おこもり生活がはじまってから、習慣だった朝活をやめ、毎日よく眠るようにしていました。→「朝活』夜型人間の私が1年間、ほぼ毎朝4時に起きて感じたこと【動機編】

しかし、不安な気持ちがあり、夜中に何度か目が覚めるようになりました。

1ヶ月経ち、生活に慣れたころに、疲れが一気に出たのだと思います。

わたしの母もわたしと同じような症状になったことがことがあって、疲れや睡眠不足が続くと激しいめまいに襲われると言っていました。「そんなときは、休養をしっかりするしかないから、大事にするように言われました。」

アラフォーですし、体にガタがきやすい年齢になりました。→アラフォーになり感じた『体の変化』人生の折り返し地点で健康について考える

最近は少しペースを落とし、無理をしないようにしています。「たまにふらつきはありますが、しっかりと休養を取ることを心がけているので、あのときのような激しいめまいが再び起こることは今のところありません。」

日本に帰れない、『海外在住者であることの重み』を感じた

飛行機

日本に帰れないことはないんです。アメリカから日本行きの飛行機が本数はわずかですが飛ばしてくれています。

しかし、このご時世ですからよっぽどのことがない限り、旅に出ることことができません。

もし、日本に帰ることになれば、空港からは公共機関を使用せず宿泊施設をとり2週間以上の自己隔離が必要です。

ですから、「もし高齢の両親に何かあったらどうしよう・・・」と思ってしまったんですよね。

そして、ちょうど今頃は、夫の両親を連れて家族みんなで日本にいる予定だったんです。

「わたしと娘が1週間先に日本入りして、夫と息子と夫の両親があとからやってくるというプランでした。」

日本の家族と夫の両親と一緒に旅行に行ったり、友人とも会う約束していましたし、日本とアメリカの家族や友人を巻き込んで、楽しいプランをたくさん考えていました。

今回は、もちろんキャンセルとなり、「来年もう一度プランを立てましょう」っと言うことになりました。

しかし、日々のニュースをみていると、「果たして来年、飛行機に乗って旅行できる状態まで新型コロナウィルスが収束しているのかな?」と思ったんです。

そして、わたしは今世界一感染者の多い国に住んでいます。ですから、より慎重でなくてはなりません。

国際結婚をして留学も含め、在米歴9年となりました。わたしが子どもだった頃と比べ、気軽に海外へ行ける世の中になりました。→「高校の春休みに自費で短期語学留学」した時の体験談【動機・準備編】

幼い頃から海外に興味があり、今では海外暮らしをしています。しかし、日本を離れてから、日本の素晴らしさを再確認し、家族や友人の大切さを身にしみて感じているのです。

「日本の歴史や文化にも興味を持ち、暇さえあれば歴史の記事を読んで家族にシェアしています。」

家族や友人とは連絡取り合っているのですが、やっぱり目の前で会って話をしたいです。

「子ども達を両親に会わせてあげたい。夫の両親にわたしの故郷を見せてあげたい。古くからの友人とお腹を抱えて笑いたい。母のご飯を食べたい。」

このとき、わたしの心はポキっと折れてしまいました。

最後に日本に帰ったのは2年前です。次日本に帰れるのはいつになるのか?と思うと、とても寂しい気持ちでいっぱいになり、涙が出てきます。

海外生活9年目ですが、今でもかなり気を引き締めて暮らしています。30年近く暮らした日本は、心の故郷なのです。ホッとできる場所でもあります。

最初は大変だったが、家族との時間が『絆』に変わる

手、ハート、幸せ

最初の1ヶ月は、本当に大変でした。急激な変化に戸惑い、不安になり、最初の頃は夫ともよく喧嘩をしました。

「危機感のレベルの違いや、学校が閉鎖された子ども達とどうやって向き合うか、アパートの小さな部屋で24時間家族と一緒になり、イライラは募りました。」

しかし、2ヶ月目に入り、生活がかなり落ち着いたことによって、家族の時間を大切にできるようになりました。

そして、夫とは将来について話す機会が増え、「これからどのように生きたいのか意見を交換するようになりました。」

家族と密な時間を過ごし、「今まで考えていたことは、自分たちのやりたいことではなかったと感じたのです。」

アフターコロナは、今までの生活と大きく変わってくると思います。「理想の生活とは何か?それに近づくにはどうしたらいいか?」今強く感じていることです。

さいごに:コロナで家にこもって2ヶ月【体調不良、心がポキっと折れた、将来について考えた】

女性

2ヶ月間のおこもり生活を体験し、「慣れてきたと思ったところで急な体調不良が出たり、気持ちが落ち込んだり、その中で落ち着いて将来について考える良い機会」になったり、アップダウンの激しい時間でした。

家族がずっと2ヶ月家にいるなんて、こんな状況が今までありませんでしたから。

「家族と真剣に向き合い、言い争いもありましたが、とても良い方向に向いていると思います。」

世界中のみなさんが、自粛生活をされ厳しい生活を送っていらっしゃると存じます。わたしのように、体調不良が出ることや、急に気持ちが落ちてしまうこともあると思います。

しかし、それは普通のことなんだと、わたしは感じています。

この非常時に、人それぞれ悩みがあります。

頑張って前に進む、その気持ちも大切ですが、まずは素直に自分の気持ちを受け入れ「悲しいんだな、今は疲れてるから、休息が必要なんだな」って感じることが大切だと思います。

「自分を受け入れることって、甘えているんじゃないか」と思われがちですが、とっても重要だと思うのです。

新型コロナウイルスとは、これからも長い戦いになることが予想されていますし、この機会に自分自身と見つめ合う、良い機会になっていると感じた時間でした。

アメリカで、2ヶ月間のおこもり生活が続き、感じたことシェアさせていただいました。

3ヶ月めは、経済活動が少しずつ緩和され、また生活も変わってくると思います。その時感じたことも今後お伝えさせていただきたいと思っています。

さいごまでお読みいただきありがとうございました。

 

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