アメリカで1ヶ月家にこもって、新型コロナウイルスとどう向き合うか気づいたことがありましたので、今回そのことについてお伝えさせていただきます。
4月7日、日本では非常事態宣言が発令され、一部の地域が外出自粛の対象となりました。
日本は早い段階で新型コロナウイルスの感染者がいましたが、他の国と比べると感染者が少なく、一時回復したように見えて少し安心していました。
その間に、わたしの住むアメリカは急展開を迎え、感染者が一気に増えていき、日本より1ヶ月ほど早い、3月13日に国家非常事態宣言が発令されました。
しかし、日本は3月24日にオリンピック延期が決まったあとから感染者が増え出し、とうとう非常事態宣言が発令されました。
最近、日本にいる友人と連絡を取り合っています。「これからの生活がとても不安で、一歩先を行くアメリカからの情報を知りたがっていました。」
そして、先週あたりから、日本から当ブログへのアクセス数が増えています。
みなさんも、わたしの友人たちと同じように、「日本の行く先の不安を抱えながら、ご覧いただいているのではないかと感じています。」
わたしも、非常事態宣言が発令された、最初の1週間は本当に本当に不安でいっぱいでした。
しかし、1ヶ月たった今、色々と不便はありますが、自宅待機生活も少し慣れてきました。
今回は、これから自宅待機を迎える日本のみなさんに、新型コロナウイルスとどう向き合い、どのように1ヶ月乗り越えてきて来たのかを、シェアさせていただきます。
「1ヶ月続く自宅待機生活、どうしたらいいの?」と思っていらっしゃる方の参考になりましたら幸いです。
目次
最初の1週間はパニックだった!
アメリカは、少し出遅れたということもあり、非常事態宣言をしてロックダウンするまでとっても早かったんです。
「学校閉鎖、グロッサリーストア、生活用品店、銀行等の生活に重要なビジネス以外の経済活動は停止、公園の遊具で遊ぶことも禁止。」
オフィスワーカーたちも、限られた少数の人以外はテレワークで自宅から仕事をしています。
同居者以外のソーシャルディスタンスを6フィート(約2メートル)取らなくては行けないので、同居者以外の人と会うことも出来ません。
あっという間に日常が変わっていき、心の準備が出来ておらず、どうしたらよいのかパニック状態でした。
「家族や友人と会えなくなるなんて!」と思うと、とても悲しくて気持ちを抑えることがとても難しかったです。
子どもたちも、毎日学校や公園に行きたがり、何度も何度も行けない理由を説明しました。慣れない日常に戸惑い、涙が出ることもありました。
情報に惑わされないよう『自分の頭で考えて行動する』
経済活動が再開されるまで、最低でも1ヶ月、長期戦が始まります。「このまま沈んではいられないと、今後どうなっていくのか、ひたすら情報を集めました。」
日に日に増えていく感染者数に、今後悪化されるだろう経済の様子に、不安を覚えました。情報は不安や怒りで満ち溢れ、わたしに伝染していきました。
新型コロナウイルスは、わからないことだらけでたくさんの情報が飛び交います。どれが正解なのかわからないので、時間さえあればずっとニュースを見ていました。
しかし、情報に疲れてしまったんですね。ニュースや情報を見るたびに心揺さぶられ、冷静さを失ってしまいました。
「不安な気持ちのまま情報をみて、気持ちがあおられてしまう。必要のない怒りが出たり、心穏やかでない自分が嫌になりました。」
そこで、情報に惑わされることなく、自分がブレないように「自分の頭で考えて行動する」ことにしました。そうすると、不安が少なくなっていきました。
情報を見ても、エビデンスはあるのか、発信元はどこなのか調べるようにして、有益だと感じた情報を取り入れるようにしています。
『人との接触をさける』ことが、最重要だと気づく
たくさんの情報をみて、心を揺さぶられ、「新型コロナウイルスを無くすにはどうしたらいいのか?」自分なりに考えてみたんです。
わたしの住んでいるアメリカは、経済活動をスパッとやめロックダウンの道を選びました。ですから、とんでもないほどの失業者数です。→BBC NEWS JAPANより-アメリカの失業保険申請、3週間で1600万件を突破-
日本は法律の関係もあり、アメリカほど厳しい規制することなく、経済活動を保ちながら自粛の道を選びました。
日本の友人たちの声や、ニュースを見ていると、日本の方々の不安は、「アメリカのように厳しく規制しないで大丈夫なのか?」ということです。
最悪のシナリオは、「感染者が拡大し医療崩壊を起こし、助かる命が助からなくなってしまうこと」「感染者が増え続けることにより、経済への負担が長期化すること」が一番の懸念材料であると思っています。
新型コロナウイルスは、とっても感染力が高いです。短期間で世界中に広がってしまうのですから。
アメリカと日本、どちらの道が正解なのか、今の状態ではわかりません。
アメリカも経済が持たなくなってしまって、新型コロナウイルスと共存しながら、経済活動を再開することも考えられます。そのときは、どうなることでしょう。
そこで、「新型コロナウイルスと向き合うのには、どうすればいいのか」考えました。
一個人の判断で何がベストなのか考えると、「今置かれた環境の中で、出来る限り人との接触を避けることが一番の解決策」だと思ったのです。
外出自粛の生活も、1ヶ月たつと慣れてくる(毎日色々大変ですが・・・)
わたしは、自分ひとりだと1ヶ月家にこもれるくらい、家で過ごすことが好きです。本を読んだり、ユーチューブをみたり、料理をしたり自分の時間を見つけることが得意です。
今では、二人の小さな子どもたちがいるので、「ずっと片付けと朝昼晩ご飯プラスおやつの支度をして、合いた時間は外に連れて行ったり。朝から夜までとっても忙しいので、正直なところあっという間に1ヶ月過ぎてしまったんですね。」
『ゆるミニマリスト』的な暮らしをしており、家賃節約のため小さなアパートに住んでいるのですが、子どもたちがほぼ1日家にいるので、うるさくならないようご近所に気を使っています。→ゆるミニマリストになった理由【実践編】
「戸建ての家に住んでいたら、のびのびと育ててあげられるのになぁ」とも考えるようになりました。
今でも不安はありますが、最初の1週間に比べると、とっても落ち着いています。
「人と接触しないようするには少々神経を使いますが、エクササイズのために1日1回外出していますし、適度な運動が出来ているので、ストレスは少し緩和できています。」
しかし、外向型の方には、少し大変かもしれませんね。アプリを使ってバーチャル飲み会や、女子会などをしてみてはいかがでしょうか?今アメリカで流行っているんですよ。
外出は、毎日のお散歩と2週間に1回の買い物のみ
育ち盛りの子供がいますので、お外には毎日連れ出すようにしています。
「家の近所を歩いたり、人気のないビーチやトレイルなどを探して運動不足を解消しています。」
運動の際も、マスクはつけています。わたしの住んでいる州では義務ではありませんが、いずれ義務化される可能性が高いです。
除菌スプレーを持ち歩き、しっかりとソーシャルディスタンスをとって、ウイルスをもらわない、うつさないことを心がけています。人が増えてきたらすぐに帰ります。
買い物は一人で、2週間に1回をめやすに。帰ったら商品はすべて除菌、シャワーを浴び、服は洗濯
買い物はとっても気を使います。『密な場所』だからです。
できれば行きたくないのですが、買い込みすぎてもいけないと思い、2週間に1回をめやすに食料品や生活用品を買いに行くようにしています。
夫に子どもたちを見てもらい、買い物はわたし一人で行きます。人との接触を最小限にするためです。
「マスク、手袋をして、紙の買い物リスト、ポケットにクレジットカード、スマートフォンのみで入店します。」
最初のうちはカバンを持っていったのですが、除菌が面倒なので最小限のものだけを持参するようにしています。
家に帰って、購入品はすべて除菌をします。→買い物の後の商品は、すべて除菌
荷物を片付けたらすぐシャワーを浴び、着ていた服は洗濯しています。
とっても面倒ですが、ここまでやっておくと自分自身が少し安心できるからです。
『iHerb(アイハーブ)』で通販もしていますが、念のためすべて消毒しています。
『保菌者だと思いこんで生活』すると生活が少しラクになる
おこもり生活1週間を続けても、感染者数は右肩上がりで、毎日ニュースを見るたびに動揺しました。
だんだんと規制が厳しくなる生活に、「また出来ないことが一つ増えるのか。。。」と思うととても暗い気持ちになり、疲弊していました。
そこで、あらかじめ『じぶんは保菌者だ』と思いこんで生活していたら、日々変わる規制にも動揺することなく過ごせるし、人との接触をムリなく回避できるのではないかと思ったのです。
それからは、先ほどお伝えしたような買い物のあとのストリクトな除菌も、ストレスなくできますし、人と会えない寂しさも少し紛らわすことも出来ました。
病気や怪我をしないようにする
このようなときですので、病気や怪我をしないように気をつけています。
歯磨きやフロスをしっかりして、口内のトラブルを避けるようにしたり、病気にならないよう免疫を高めるため、睡眠をしっかりとるようにしています。
大好きな朝活もしばらくの間は、無理のない程度に続けています。→「朝活』夜型人間の私が1年間、ほぼ毎朝4時に起きて感じたこと【動機編】
それから、わたしはアラフォーですので、肥満にならないように気をつけています。おこもり生活が始まってとっても忙しいので、今のところ太ることはなさそうですが、気を抜くと暴飲暴食してしまいそうです。
さいごに:【新型コロナとどう向き合うか】アメリカで1ヶ月家にこもって気づいた事
今回、アメリカで外出自粛のおこもり生活を1ヶ月続けて、気づいたことをお伝えさせていただきました。
先日、家族3人のヘアカットをしました。アメリカでは美容院も営業停止命令が出ています。子どもたちのヘアカットはわたしがしているのですが、今回はじめて夫のヘアカットをしたのですが、なんとかなるものですね。
ちなみに、わたしは髪の毛を伸ばしっぱなしです。いつもまとめ髪のロングヘアなので、半年くらいは頑張れそうです。
夫やわたしの行きつけの美容院は営業を停止して1ヶ月、なんとか国の援助を得て頑張ってもらいたい。心からそう祈っています。営業が開始されたら、すぐに予約を入れたいと考えています。
現在のアメリカは、レイオフされた人、減給になった人、レイオフされた人の分の仕事を任された人、ウイルス感染と裏腹に第一線で仕事してくださる人、事情はそれぞれですがみんな痛み分けをして懸命に生きています。
みんなの気持ちは同じで、「以前のような、いつもの暮らしをしたい」と心から想い、前に進んでいます。
見えない未来に不安になるかと思いますが、『自分は今何が出来るのか?』考え行動することで、前を向くことができます。
一日でも早く、世界中で新型コロナウイルスが収束し、いつもの暮らしが戻ってきますように。
さいごまでお読みいただきありがとうございました。
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