今回は、『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)』の影響により、国家非常事態宣言が出された現在のアメリカの状況について、感じたことをお伝えしていきます。
まずは、今回の新型コロナウイルスで感染され、お亡くなりなった方々のご冥福をお祈りいたします。そして今ウイルスと戦っていらっしゃる方が、1日も早く回復されますこと心から願っております。
みなさまご存知だと思いますが、今わたしの住んでいるアメリカで、新型コロナウイルスの感染が一気に広がっています。
3月13日に、アメリカは国家非常事態を宣言し、大荒れの1週間となりました。そして、外出禁止令も出ました。
4月末までの6週間、子どもたちの学校が閉鎖となりました。現時点ですので、延長になる可能性もあります。
ニュースを見ていると、いずれ学校閉鎖になるだろうと思っていましたが、6週間という長い期間は予想していませんでした。
「トイレットペーパーをはじめとする紙類は早々と売り切れ、長期保存できる米、小麦粉、パスタ・缶詰などの食料品も、つぎつぎと店頭から消えていきました。」
日本のニュースを毎日見ていたので、「いずれ遅れてアメリカにも感染者が増えるだろう」と思いつつも、ここまでの急展開を予想していませんでした。
一足先に感染者が増えた故郷の日本を、実感がなく少し他人事のように考えていたところもあったかもしれません。
ですから、急激な変化に強いストレスを感じていましたが、今やっと現実と向き合い前向きに過ごせるようになりましたので、現在アメリカで起きていることをお伝えさせていただきます。
目次
国家非常事態宣言後のアメリカの様子【2020年3月】
アメリカでは、州によって外出禁止令が出ているところや、制限されることが若干異なります。
しかし、感染が一気に広がっているので、全州で外出禁止令が出るのも時間の問題かも知れません。
「グロッサリーストア、ドラッグストア、病院、銀行などの生活に最低限必要な施設は、営業時間を短くしてオープンしています。レストランは持ち帰りのみ営業可、その他の娯楽施設はすべて営業を停止しています。」
わたしの住んでいるエリアも外出禁止令が出ており、不要不急の外出はしてはいけませんが、下記については、他の人との距離を2メートルの間をあければ許可されています。
・食材や日用品の買い出し
・ペットの散歩
・エクササイズのためのウォーキングやトレッキング
それでは、詳しくお伝えしていきます。
グロッサリーストアの入場制限、個数制限
今週、グロッサリーストアに行きましたが、入場制限がはじまりました。先週はなかったので、日々変わってきているのだと感じました。
「入店する前に、列に並び順番がきたらアルコール除菌のワイプをもらい、買い物かごを拭いて入店しました。」空いている時間、ふだんから混雑していないロケーションを狙って行ったので、5分ほど並んで入店できました。
混んでいる建物の中に入らなくてすむので、とても安心だなと感じました。しかし、人が多いロケーションだったりすると、待ち時間が長くなってしまう可能性があるのでそこが厄介になってきます。
翌週あたりには、2人以上で買い物ができなくなると思われます。家族のうち一人だけの入店となりそうです。
個数制限
お店により個数は異なりますが、先日行ったグロッサリーストアでは、1商品につき2個まででした。とても良いことだと思います。
必要な分だけ購入し、本当に必要な人と分け合うことが、とっても大事なことだと思います。
高齢者の配慮
お店によっては、営業時間の1時間前を『高齢者の時間』に割り当てています。高齢者は感染すると重症化しやすいので、人との接触を避けゆっくりと買い物出来るための配慮です。
レストラン(持ち帰りのみ可)、娯楽施設の営業停止
レストランは持ち帰りのみ許可されています。しかし、多くのレストランは持ち帰りのみだと売上を見込めないことからクローズしています。
近くのコーヒーショップやファストフード店に行ってみましたが、ドライブスルーと持ち帰りのみの営業でした。
映画館や美術館などの娯楽施設、ネイル・ヘアサロン、ジムなども営業停止です。
しかし、ジムやヨガスタジオのインストラクターが、ZoomやFacetimeなどのアプリを使ってバーチャルのレッスンをしていたり、色々と工夫をしています。
学校
息子は小学生なのですが、先生が学校閉鎖になる前に大量の宿題を用意してくれました。
学校閉鎖になることを見越して、すでに準備されていたのだと思います。学校によっては何も準備されていないところもありますので、とてもありがたいことです。
大学生の甥っ子姪っ子によると、春の授業をキャンパスで行わないところがほとんどで、外出禁止令が出る前に、急いで荷物をまとめ実家に帰ってきました。みんなインターネット上で授業を受けています。
仕事
オフィスワークの人たちはテレワークに切り替わり、家に留まることになります。夫は外回りの営業で、ほぼオフィスにいない仕事なので大きな変化はありませんが、定例のオフィスミーテイングがキャンセルとなり、バーチャルミーテイングをしてます。
カスタマーとの接触もできるだけ避けるようにして、訪問しなければ行けない時は、外出許可証を持って外出しています。
そして、経済が確実にストップしているので、少しずつレイオフされる人たちが増えてくることが予想されます。
人との距離を2メートルあける
『Social distancing(ソーシャル・ディスタンシング)』といい、人との距離を6フィート(約2メートル)あけることがとても重要だと言われています。
ですから、グロッサリーストアでも、キャッシャーの前で並ぶ時は2メートル間をあけます。
公園の遊具が使用禁止となり、子どもたちはとても残念がっていましたが、仕方がありません。
子どもたちを、ずっと狭いアパートの家の中で過ごさせることはできないので、人がいない時間を見計らって開放されている大きなビーチパークに連れて行っています。
嬉しそうにはしゃいでいる姿を見ると、制限ある生活のストレスをリリースできていると感じます。
国家非常事態宣言後1週間で感じたこと
アメリカで国家非常事態宣言が出てからの1週間、本当にバタバタでした。
学校も6週間の閉鎖が決まり、買い物に行く機会が限られてきますので、2週間分の食品や日用品の買い出しにいきましたが、お店に行っても品薄ではしごすることになりました。
前代未聞の出来事に、これから先どんなことが起こるのか、不安で仕方がありませんでした。
具体的にどのようなことを感じたのか、お伝えしていきます。
いつも山積みにあった商品が消えて感じた恐怖心
アメリカ政府が推奨している、2週間分の食料や生活用品をなんとか蓄えました。
それでも毎回お店に行くたびに、今まで商品で山積みだった商品棚が空っぽになっている様子をみると、焦りや恐怖を感じずにはいられません。
しかし、どのお店でも売り切れになっていたパスタを見つけた時、2週間分はすでに家にあるので、買い占めはよくないと思い買わずに店を後にしましたが、「もし次行った時になかったらどうしよう」と思っている自分がありました。
いつも購入していた商品がないストレス
いつも買っていたメーカーのものが買えなくなってしまって、違うメーカーのものを買わざるを得なくなってしまったときのこと。
品薄なので「いつもと違うブランドでも買えてよかった」と喜びがある反面、心の底ではやっぱりちょっとガッカリしているんですよね。
以前は、普通に好きな時にグロッサリーストアに行って、在庫がないってことがほぼありませんでしたから。
学級閉鎖によるストレス
大好きな学校に行けない、公園の遊具で遊べないイライラがあり、最初のうちは子どもたちが荒れていました。
行動範囲が制限されていることがあるので、気分転換に子どもたちの大好きな買い物に連れて行ってあげることも出来ず、ストレスがたまっていました。
しかし、1週間たった今少し慣れてきましたが、外出禁止令が出て行動範囲も限られていますし、あと1ヶ月も続くのかと思うと気が重いのが現状です。
仕事や家事が思うようにできない
小さなお子さんをお持ちの親御さんなら、わかっていただけると思いますが、子どもが家にいるとめちゃくちゃ忙しいんですよ。
子どもたちが家にいるので、家事がいつもより増えるのですが、家事が思うように出来なくてイライラしてしまいました。
子どもと向き合える良い時間とポジティブに考えたいのですが、1週間ペースを掴むことが難しく、うまくいかないことが多かったんです。
夫も仕事の合間に時間を作って、子どもたちを外に出してくれたりしていますが、在宅勤務でも仕事に集中できる時間が減るので、思うように仕事ができません。
わたしも、睡眠時間と体力温存のため朝活はストップしています。→「朝活』夜型人間の私が1年間、ほぼ毎朝4時に起きて感じたこと【動機編】
ウイルスと戦うためには、体力をつけ免疫を高めることが一番だと思っています。→ウィルスに負けない!免疫力を高めるために私が実践している9つのこと
これから隙間時間に、ブログを書いたり勉強に時間を使いたいと思うのですが、どうなることでしょうか。
さいごに:大荒れのアメリカ!国家非常事態宣言後の生活の様子【2020年3月】
アメリカが国家非常事態宣言をして、学校が閉鎖、レストランをはじめとするお店が閉鎖、そして、日本にも渡航できなくなることがショックでこの1週間、精神がとっても不安定でした。
ブログでご紹介したいことがたくさんありましたが、なかなかパソコンの前に座ることができませんでした。
学校閉鎖中ということもありまして、思っている以上に子どもたちのお世話に時間を取られています。しかし、この時間もとても大切だと考えています。
今までも不定期で更新させていただいておりますが、これからはスローペースになりそうです。いつもご覧いただき、本当にありがとうございます。
今、みなさまも不自由な暮らしに、辛い思いをされていることとお察しします。とくに海外で住んでいらっしゃる方は、日本の家族や友人と離れて過ごすことは大きな不安だと思います。
わたしも、日本いる高齢の両親にもし何かあったらと思うと、とても歯痒い気持ちでいっぱいです。
今は懸命に耐え、一日も早く日常に戻ることができますよう、自由に世界を行き来できますよう心より願っております。
今回は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)でアメリカが国家非常事態を宣言した後に感じたことをシェアさせていただきました。
さいごまでお読みいただきありがとうございました。
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