コロナ禍で、精神的にしんどいですよね。一人で悩みをかかえていませんか?
わたしはですね、最近の記事をご覧いただいてお気づきかと思いますが、けっこう悶々としています。
ブロクで想いを書かせていただくことにより、気持ちの整理をしている状況でございます。
さて、みなさんは「人に助けを求めることはできますか?」
そして、「人に手を差し伸べることができますか?」
若い頃わたしのは、恥ずかしかったり、迷惑ではないかと思い、両方とも難しかったです。
その分、悩みを一人で抱えがちだったり、独りよがりの人間だったように思います。
今回は、そんなわたしが、慣れない海外生活・出産を経て、人に助けてもらったことにより、人のためになりたい気持ちが強くなったお話をさせていただきます。
目次
人に助けを求めなければ、人を助けようとしなかった10~20代前半
わたしは、若かりし10代~20代前半と、人に助けを求めることはとっても苦手でした。
HSPという事もあり、人に迷惑をかけるんじゃないかと思って、人に頼むなら自分でしようと言うタイプでした。→『HSP』とは?アラフォーになって気づいた私のHSP的な特徴
そして、日本でOLをしていたころ、人に仕事をお願いすることがとても苦手でした。→派遣社員で働くメリットとは?派遣OLとして7年間4社で働いた体験談
大きな悩みがあったときだけ、ごく親しい友人に相談していましたが、気軽に助けを求めるタイプではありませんでした。
そして、職場を転々としていましたが、仕事はありましたし、実家に住んでいましたので、節約をせずとも貯金はあり困ることがなかったので、自由気ままに生きていました。→ゆるミニマリストになった理由【片付けられない歴約30年の過去編】
両親はまだ若く、元気でいてくれて、色々とわたしをサポートしてくれていたのですが、そのときは全く気づいていなかったんですよね。
独りよがりに、「わたしは何でも一人でできる!」と思いこんでいたところがありました。
人に親切にしたいと思っていても、「大きなお世話かな?」と思ったりしてなかなか行動に出来ない人でもありました。
要するに、人に助けを求めないし、人を助けようとしない人間だったんですよね。
しかし、そんなわたしが、慣れない海外に住み、子育てをしていくうちに、「身近な人だけでなく見知らぬ人からの助けてもらうことによって、人から手を差し伸べてもらうありがたさを身にしみて感じるようになったのです。」
「慣れないアメリカ生活、はじめての子育て」で、一人では生きられないと悟った
アメリカの生活は右も左もわからず、初めての子育て、英語もネイティブのように理解できないので、「どうしても、助けをお願いしなければならない」状況になりました。
一人目を妊娠中、わたしはハワイに住んでました。
住んでいたのは、ワイキキのど真ん中。車は所有しておらず、バスで行動していました。
検診の時も、時間に余裕を持ちバスが混んでいない時間を狙ってはいましたが、混雑状況は予想できません。
しかたなく、やや混んでいる車内に乗り込むと、大きなお腹のわたしをみた乗客は、すぐに席を立ち「あなたはここに座って」と手を取って席を譲ってくれました。
しかも、1回や2回だけではないんですよね。ドアをあけて待っていてくれたり、荷物を運んでくれたり、外に出ると見ず知らずのわたしに、いつも親切にしてくれました。
とくにハワイはアロハの精神が強く、とくに弱い立場の人に、積極的に手を差し伸べる文化が根づいています。
アメリカに移住し子育てを通じ、見知らぬ人だけでなく、アメリカと日本にいる友人や家族には本当にお世話になっています。
なんとお礼を言ったらいいのか。手を差し伸べてくれたこと、本当に身にしみてありがたく感じています。
『お互いさま』という言葉に救われ、人のためになりたいと想う気持ちが強くなった
しかし、いつも助けてもらっていて、自分のことでいっぱいいっぱいで何もお返しできないことに、申し訳ない気持ちでいました。
その時、よく言われたことが、
「私もとくに子育て中は、色んな人にお世話になって本当にありがたかった。お互い様なんだから、気にせずに助けを求めたらいいんだよ。」
そう言われたとき、涙がぽろぽろと流れ出しました。
わたしって本当に恵まれているし、なんて幸せものなんだろうと感じました。
今までの人生で、そんなふうに思ったことは一度もありませんでした。
そして、「いつか助けてもらったお返しをしたい」その気持ちが、日増しに強くなっていきました。
一人ではどうにも出来ない状況になり、今まで抵抗があった「人に助けてもらう」という行動に触れることにより、「わたしも、人のためになりたい」と思う気持ちが強くなったのです。
それから、わたしは実際に助けてもらったことを、まずは実践するようになりました。
以前のように「迷惑かな?」など考えることなく、手を差し伸べたいと思ったらすぐに行動するようにしました。
『Pay it forward(恩送り)』について
アメリカでは、『Pay it forward』日本語に訳すと『恩送り』といい、「誰かに受けた恩を、その人に返すのでなく、別の人に渡す」と言う言葉をよく聞きます。
受けた恩を返すのではなく、別の人に送ることによって『恩』の輪が世界中に広がることを目的としています。
カフェででオーダーしたら、見知らぬ人がすでに払っていてくれたという話もよく聞きます。→Yahoo!Japanニュースーアメリカのカフェで広がる“恩送り” 後ろに並んでいる人を元気づける一杯のコーヒーとは?ー
ですから、先ほどのハワイでのお話でもそうですが、『見知らぬ人でも、上手に助け舟を出せる人』が多いように感じます。
そして、助けてもらったありがたさが身にしみてわかったからこそ、自分自身も困っている人がいたら、助けたいと思う気持ちが強くなったのです。
人に手を差し伸べたとき、見返りは求めるべきではないのですが、『ありがとう』と言ってもらえた時のうれしさったら。それだけで、1日中いい気持ちでいることができます。
人は『助けたい』いう想いが強い、だから頼っていい
それから、「誰かからの助けを受ける」という行為、日本人って苦手ですよね。「人様に迷惑をかけないように、空気を読むように」教えられてきましたから。
「昔の日本は、今ほど裕福ではなかったので、手を取り合って助け合って生きてきましたが、現在社会では、人の手を借りずともできることも増えましたし、その分人とのやり取りが少なくなってしまったように思います。」
しかし、人は一人では生きていけないですよね。故意でなくでも、人に迷惑をかけてしまうこともあると思います。
いくら便利な世の中でも、みんなで助け合って、生きていくからこそ、気持ちにゆとりができ幸せに生きていけると想うのです。
ですから、「悩みがあったり、助けてほしいけどお願いしたら迷惑かな?」と感じていらっしゃいましたら、少し勇気がいりますが、ぜひお願いしてみてほしいなと思います。
助けを求められた方も、意外と迷惑など思っておらず、頼ってもらえて嬉しいと思っているかもしれませんよ。
そして、受けた『恩』はあなたの心をあたたかくし、次につなげたいと想うようになるはずです。
さいごに:助けてもらったからこそ、人のためになりたい気持ちが強くなったお話
なぜ、今回のことを記事にしようかと思ったといいますと、コロナ禍でソーシャル・ディスタンスを取り人を避けがちだったり、マスクをしているので人の表情が読み取りづらかったりします。
ですから、人との関わりが少なくなってきて『寂しいなぁ』と感じていたのです。
しかし記事を書いていて、わたし自身もコロナの恐怖心で、心が閉ざしているところがあったなぁと反省しています。
マスクで表情が読みづらくても、ちゃんと目を合わせて挨拶をしたり、コロナ前のような気持ちのゆとりを持ちたいと思いました。
コロナでギスギスしている今だからこそ、『助け合いの気持ち』って本当に大事だと思うんですよね。
あたたかい気持ちの輪が、緊張しきった世の中をマイルドにしてくれますように。
さいごまでお読みいただきありがとうございました。
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