今回は、ステンレス製の『十得鍋(じゅっとくなべ)』でくっつかず美味しくお魚を焼く方法を、『塩鮭』『ビンチョウマグロのたたき風』のレシピ2種とともにご紹介していきます。
『十得鍋(じゅっとくなべ)』についての、過去の投稿はこちらをどうぞ。↓
メリット・デメリットの投稿でご紹介しましたが、ステンレス製のお鍋やフライパンでお魚やお肉などのプロテインを、「焼く・揚げる」際にコツを掴んでいないと、くっついて大惨事になってしまいます。
しかし、コツをしっかり掴むと、とっても調理しやすく、かつ美味しくできあがります。
子どもたちが大好きで毎週作っている『マグロの唐揚げ』は、十得鍋で調理しています。
しかし、しっかりとコツを掴んでいないときは、見るも無残にくっつき、ため息がでました。。。
わたしはアメリカ住まいで魚焼きグリルがなく、お魚を焼くときはオーブンを使用しています。
オーブンは日本のものと比べると、3倍ぐらいの大きさがあり、わざわざ大きなオーブンを小さな切り身の魚を焼く為に使用していました。
しかし、今年の夏はとても暑く、オーブンを温めると部屋全体の温度が上昇してしまうため、できれば使いたくありませんでした。
そこで、「十得鍋ならコンロ1つで出来上がるし、マチが深いので油が飛び散っても外に汚れにくくいいのではないか」と思い使い始めましたところ、とっても便利でお掃除がラク、そしてふっくらして美味しく仕上がったのです。
それから、切り身などのお魚は、十得鍋でを焼くようになりました。
『十得鍋(じゅっとくなべ)』で「塩鮭」を焼いてみる
180グラムほどの鮭の切り身に、塩を軽くふり1日冷蔵庫でマリネして塩鮭を作りました。
鮭から水分がたくさん出るので、ペーパータオルなどで水分を拭き取ります。
今回使用したのは、十得鍋の18センチのソースポットを使用しました。
5点セットで購入した中サイズのものです。
十得鍋は、強火では使用できないので、中火でしっかりと熱くなるまで待ちます。
ステンレスパンでの失敗の原因は、予熱不足によるものです。
少し手間はかかりますが、弱火~中火でゆっくりと予熱してあげることにより、くっつくことなく焼き上げることができます。
ご家庭の熱電にもよるのですが、2~3分くらいでしょうか。油を十得鍋に注ぎ、薄く鍋底に行き渡るようにします。

お鍋は大変熱くなりますので、『片手ハンドル』をしっかりと固定したことをお確かめください。
少し煙が出てきたら、火から離して20秒ほど休ませます。
そして、もう一度火にかけ、塩鮭を皮目から入れていきます。

魚の厚さにもよるのですが、2~3分くらいでひっくり返します。
ドキドキの瞬間です!くっつかず返せるでしょうか?
フライ返しで慎重にひっくり返します。

くっつくことなく、逆に少し滑ってしまって皮目を引っ張ってしまい、きれいにひっくり返すことができませんでしたが、ぎりぎりセーフでした。
子どもたちが、パリパリの鮭の皮が好きなので、しっかりと焼きました。

皮が薄くやぶいてしまいましたが、しっかりとパリパリに焼くことが出来ました。
ひっくり返し、反対側も2~3分焼いて出来上がりです。

取り出して、皮目を下にしてお皿の上にのせました。(鮭の皮は、匂いを嗅ぎつけた子どもたちに食べられてしまいました。笑)

身の部分も、きつね色にこんがりと焼けています。
こちらは、断面図です。

身もふっくら焼き上がりました。
そして、塩鮭を焼いた後のお鍋です。

しっかり目のお塩でマリネしたため、エッジの部分が少しこびりついていますが、くっつくことなく調理出来ました。
こびりついたものは、水にしばらく浸しておくと、スルッと落ちてくれるので、お手入れが楽チンです。
『十得鍋(じゅっとくなべ)』で「ビンチョウマグロ」の大きな塊を焼いてみる

お刺身クオリティの「ビンチョウマグロ」が、安く手に入ったので、焼き目をつけて氷で冷やし、『ビンチョウマグロのたたき風』を作ることにしました。
600グラムほどもある、大きなブロックを調理していきます。
今回使用したのは、十得鍋の20センチのソースポットを使用しました。
5点セットで購入した大サイズのものです。
十得鍋の20センチのものを、先ほどと同じ手順で、中火でしっかりと熱していき、油を注いで煙が少しでてきたら、火から離し再度火にかけ、魚を十得鍋に入れます。
お鍋は大変熱くなりますので、『片手ハンドル』をしっかりと固定したことをお確かめください。
今回は、大きな魚のブロックなので、慎重に入れました。

大きなブロックだったので、ちょっと折り曲がっていますが、なんとか収まりました。
お刺身で食べれるお魚なので、軽く1~2分程度焼いていきます。
身がひっつくこともなく、ひっくり返すことができました。

そして、全面ひっつくこと無く、きれいに焼き上がりました。

焼いた後のお魚は、これ以上火が通らないように、氷水の中に入れ冷ましました。
調理した後のお鍋です。

大きなお魚を詰め込んで調理しましたが、側面の油の引いていない部分に少しくっつきはあるももの、ほぼ綺麗なままです。
『ビンチョウマグロのたたき風』の出来上がりです。

薄くスライスした玉ねぎの上に、氷水で冷やしたビンチョウマグロの水分を切りスライスしたものをのせ、青ネギ、おろしショウガ、フライドガーリックをのせました。
玉ねぎやお魚をスライスするときには、先に包丁を軽く研いでおくと、切れ味がよく切りやすいです。→【使うと料理が楽しくなる!】プロもおすすめの包丁グローバルナイフ

ポン酢をたっぷりかけていただきます。
さいごに:十得鍋でくっつかず美味しくお魚を焼く方法【レシピ2種とともにご紹介】

いかがでしたでしょうか?
今回は、ステンレス製の『十得鍋』でくっつかず美味しくお魚を焼く方法を、『塩鮭』『ビンチョウマグロのたたき風』のレシピ2種とともにご紹介いたしました。
今回使用した『十得鍋』は、ソースパン18・20センチです。
こちらの5点セット、使い勝手が良く、購入して本当に良かったと思っています。
お魚を調理していて、フライパンの代わりにもなる、浅型のテーブルポット25センチがほしくなりました。
重ねて収納できますので、家族が増えたり子供の成長によって、買い足しても場所をとりません。
ステンレス製のお鍋での調理は、難しいと思っていましたが、予熱をしっかりしておくことにより、くっつかず美味しく調理することができます。
そして、多様な調理ができる『十得鍋』を使うようになり、お料理がとっても楽しくなりました。
もし、『十得鍋』にご興味のある方は、過去の投稿をご覧くださいませ。
十得鍋につきましては、こちらから。→カテゴリー:十得鍋
十得鍋を利用したレシピにつきましては、こちらから。→カテゴリー:レシピ&レビュー
さいごまでお読みいただきありがとうございました。
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