わたしは毎日、料理をするときに『十得鍋(じゅっとくなべ)』を使用しています。
2年前、理想のお鍋について考え、模索したところ『十得鍋』にたどり着きました。
『十得鍋』は「料理する人の気持ちを、よく理解して作られた製品」だと、使えば使うほどよくわかります。今ではキッチンには、なくてはならない存在です。
今回は「ゆるミニマリスト」である、わたしがオススメする『十得鍋』の魅力について、ご紹介させていただきます。
目次
『十得鍋』を選んだきっかけ
以前のわたしは「安物買いの銭失い」でした
わたしは新婚当初、「キッチン用品にこだわりがなく、2千円未満のもの」を使用していました。
「とくに調べもせず、店頭で見てデザインが好きだったり、価格が安いこと」を基準に購入していました。
「安物買いの銭失い」とはわたしのことで、すぐに壊れて買い直したり、ものであふれかえるようになりました。→ゆるミニマリストになった理由【片付けられない歴約30年の過去編】
そんな時、切れない包丁に嫌気がさし、グローバルナイフを買ったことで、「クオリティーの高いものを使うことにより、料理が楽しく、ものに愛着を持ち大事に扱う」ようになったのです。→【使うと料理が楽しくなる!】プロもおすすめの包丁グローバルナイフ
それから「安物買いの銭失い」はやめようと思ったのです。
グローバルの包丁を購入して、次はお鍋を買い替えたいと思うようになりました。毎日使うものですし、良いお鍋を使うと、料理がより美味しく仕上がることを期待しました。そして理想のお鍋探しがはじまったのです。
お鍋を購入する5つの条件
お鍋を購入するにあたり、「5つの条件」がありました。
- 大・中・小の3つのお鍋がほしい
- スタッキングできる
- 素材の美味しさを引き出せる
- お手入れが簡単
- セット価格で2~3万円台で買えるもの
わたしはお鍋を3つ持っていて、使い勝手がよかったので大中小を一つずつ。
そしてアパートメントの収納が少ないので、3つのお鍋をスタッキングできること。
オーガニックの食材を取り入れているので手を加えなくても、素材の美味しさをしっかり引き出してくれるもの。→オーガニックとは?私がオーガニックを使い始めた理由
これらの条件を満たしてくれるのが、「十得鍋」だったのです。
『十得鍋』とは?
『十得鍋』は、「宮崎製作所」の製品で2000年に発売されました。
そして「宮崎製作所」は1960年、日本有数の金属加工工業が集まる新潟県燕市で、調理器具のメーカーとして創業されました。
以前ご紹介した、グローバルナイフも新潟県燕市にあります。→【使うと料理が楽しくなる!】プロもおすすめの包丁グローバルナイフ
企画から金型製作、生産、出荷まで一貫した社内生産システムで、日本製にこだわる調理道具を創っております。 当社は、長年使っていただけるものをという信念のもと、わかる素材、確かな技術、信頼される品質にこだわり、社員一人ひとりが自覚と責任を持った、こだわりのモノ作りを貫いております。「いいもの、確かなもので永いおつきあい。」----創業以来変わらない当社の考え方です。
商品の企画から生産までを行っており、日本製にこだわっておられます。今の時代、国内自社生産はめずらしいですよね。
『十得鍋』のオトクな10のポイント
『十得鍋』と名付けられたお鍋ですから、「10のオトク」がこちらのお鍋につまっています。
それでは、わたしが使用してみた感想とあわせてご紹介していきます。
1、スタッキングできる

「14・16・18・20・22・25cmの6種類」のお鍋を重ねて収納できるので、少ないスペースで保管が可能。
お鍋1つ分のスペースで収納できるのは、とってもありがたいです。
わたしが持っている「16・18・20cmの3種類のお鍋と兼用蓋」をスタッキングすると、こんなにもコンパクト。

そして、鍋を重ねても「鍋底が接しない設計」になっているので、傷がつきにくいこともグッド・ポイントです。
2、「継ぎ目のない」美しいデザインでお手入れが簡単

継ぎ目がなく、とってもシンプルなデザインです。接合部分がないのが大きな特徴で、汚れが溜まりにくく、洗いやすいので、お手入れがカンタンです。
シームレスのお鍋って、とっても珍しいですよね。わたしが気に入ったポイントでもあります。
3、「安全で便利」な着脱ハンドル

ハンドルが着脱式なので、必要な時に取り外しできるので、とっても便利です。ハンドルはしっかりとお鍋に固定されるので安全です。
取っ手の先端をまわすと、ストッパーが出ます。

この突起が、ストッパーです。

このように、お鍋に引っ掛けて、取っ手をくるっと回すと、ストッパーが出てしっかりと固定されます。

※2019年9月に、蒸し器と片手ハンドルをリニューアルされましたので、わたしのものは旧バージョンです。
4、職人技のミラー仕上げ

新潟県燕市の研磨技術を活かした職人技で、「お鍋が鏡のように顔もしっかり映る」ほど、ピカピカの仕上がりです。
汚れがつきにくく、もし料理を焦がしてしまっても、水にしばらくつけてから洗ってあげると、焦げ付きが、スルッとカンタンに取ることができます。
5、ムラなく熱が伝わる製品構造
熱伝導が良いアルミを保温性の高いステンレスで挟んだ、全面アルミ芯三層鋼。揚げ物は短時間でカラッと揚がり、弱火調理ができるから煮物は煮崩れません。
熱伝導の良さが、お料理を美味しくしてくれます。
そして予熱調理できることが、最大のポイントです。火を止めて予熱調理できることにより、「吹きこぼしたり、焦がしたり」する心配がないので、失敗がが格段に少なくなりました。
煮物
煮物は一度中火で沸騰したら火を止め、フタをして1時間置いておくと、型くずれせず芯まで味がしみわたる、美味しい煮物ができます。
お味噌汁・スープ
お味噌汁をつくるときも、「中火で沸騰したら火を止め、フタをして15分置いて、再び火をかけます。」お味噌をといて、すぐに火を消したらできあがり。
6、省エネ料理

熱伝導が良く、保温性に優れているため、煮込み料理も短時間で仕上がります。「沸騰するまでは中火で、その後は弱火、もしくは火を止めて予熱で調理できます。」
ガス代や電気代、時間も短縮できます。
7、 広がる料理のバリエーション

「煮る、炒める、揚げる」の他に、ケーキを作ったり、サイズのちがう鍋を重ねて、湯せんすることができます。オプションの蒸し器を購入すると、蒸し物もできます。
以前にご紹介したガトーショコラも、十得鍋で作りました。→【ケンズカフェ東京】究極のガトーショコラ・公式レシピで作ってみた

8、すべての熱源に対応

ガス、200VのIH、 ハロゲンヒーター、オーブンに使用可能です。
※電子レンジは利用できません。
どんな熱源にも使えるので、ガスからIHに替えたとしても、お鍋を買い替える心配がありません。
9、「ウォーターシール効果」で無水・無油調理が可能
ウォーターシール効果*で美味しく調理できます。少量の水と油で調理ができ、食材の栄養を逃さず健康的な料理づくりが可能です。
*鍋の中の水分が本体と蓋の間に水の膜を作り、鍋の中を定温・定圧に保ちます。
野菜を洗った時についた水分だけで、野菜を茹でることができます。弱火でゆっくり茹でることで、野菜のうまみを逃さずに調理できます。
野菜スープをつくる時に、「野菜をたっぷり、お水を少なめ」にして調理しています。野菜から出た水分を逃さないので、少しの調味料を加えるだけで、野菜の美味しさが凝縮されたスープが出来上がります。
10、期限のないアフターサポート

使用年月にかかわらず、「修理やメンテナンス、部品の交換等」保証期間なく、アフターサポートが付きます。
商品への自信や、カスタマーを大事にされているからできることですね。
実際の修理のながれは、ウェブサイトをご覧ください。
「ゆるミニマリスト」のわたしが購入した『十得鍋』

「ソースポット3種、兼用蓋、ハンドル、蒸し器」の6点セット

わたしのものは、写真のとおり、2017年に購入しました。
・ソースポット3種類(16・18・20cm)
・兼用蓋(16・18・20cmで使用できる)
・片手ハンドル
・蒸し器(18cm)
の6点セットを楽天で購入しました。
※2019年9月に、蒸し器と片手ハンドルをリニューアルされましたので、わたしのものは旧バージョンです。
今は「蒸し器の以外の5点セット」で購入できます。
兼用蓋はこのような感じで、3種類の鍋に合うように、段になっています。

「16cmと兼用蓋を重ねてみると、このようになります。」蓋が浮いているようにみえますが、段差になっているだけで、しっかりと閉まっています。

「蒸し器」はこちら、「18cmと25cmの2種類」あり、わたしは「18cm」を購入しました。
蒸し器はこのように重ねて使用します。

兼用蓋を取ると、こんなかんじです。

「十得鍋16・18cm用の蓋」を追加購入

兼用蓋はとても便利ですが、常に複数のお鍋を使用しているので、「16・18cmの蓋」も追加購入しました。
十得鍋 16cm用蓋
十得鍋 18cm用蓋
欲しい物のみ、追加購入できるのも、十得鍋の良いところです。
まとめ:ゆるミニマリストが選んだお鍋、『十得鍋』の魅力をご紹介【レビュー】
【今回のまとめ】
『十得鍋』を購入するきっかけ
「安物買いの銭失い」だったわたしは、グローバルナイフ購入をきっかけに、少々高くても質の良いものを購入し、大事に長く使おうと考えるようになる。
毎日使用するお鍋を新調したくなり、「5つの条件」をクリアしたものが『十得鍋』だった。
【5つの条件】
- 大・中・小の3つのお鍋がほしい
- スタッキングできる
- 素材の美味しさを引き出せる
- お手入れが簡単
- セット価格で2~3万円台で買えるもの
■『十得鍋』のオトクな10のポイント
- スタッキングできる
- 「継ぎ目のない」美しいデザインでお手入れが簡単
- 「安全で便利」な着脱ハンドル
- 職人技のミラー仕上げ
- ムラなく熱が伝わる製品構造
- 省エネ料理
- 広がる料理のバリエーション
- すべての熱源に対応
- 「ウォーターシール効果」で無水・無油調理が可能
- 期限のないアフターサポート
■わたしが実際に購入した『十得鍋』
ソースポット16・18・20cm、兼用鍋、片手ハンドルの5点
十得鍋 蒸し器18cm用
※2019年9月に、蒸し器と片手ハンドルをリニューアルされましたので、わたしのものは旧バージョンです。
■十得鍋 16cm用の蓋
■十得鍋 18cm用蓋
・ソースポット16・18・20cm 各1点
・蒸し器18cm
・兼用蓋
・片手ハンドル
・ソースポット16.18cmの蓋 各1点
の合計8点で、3万円台。予算の範囲で購入することができました。
現在2年使用していますが、素材の良さを引き出してくれて、料理が美味しく仕上がるようになり大満足です。お手入れがカンタンいう、嬉しいポイントもあります。
これからも大事に使用し、10年・20年と末永くお世話になるつもりです。
いかがでしたでしょうか?
今回は、オススメのお鍋『十得鍋』について、ご紹介させていただきました。みなさんのキッチンツールのアイデアになりましたら、幸いです。
次回は、『十得鍋』を購入する際に、フランス製の『クリステル』と迷い、最終的に『十得鍋』を選んだ時のお話です。

さいごまでお読みいただきありがとうございました。
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