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オーガニックとは?私がオーガニックを使い始めた理由

オーガニックとは?私がオーガニックを使い始めた理由

オーガニックという言葉を知って使いはじめたのが、10年以上も前になります。わたしはそのとき、日本にいました。今では食品で約50パーセント、オーガニックのものを使用しています。

日本でも近ごろ身近になっているオーガニックは、「10年前は一部の健康志向の人が取り入れているだけで、馴染みのないものでした。

しかしオーガニックの食品って高いですよね。それでも使い続けたいと思うには理由があります。

スーパーマーケットの野菜

アメリカは健康志向の人が多く、一般的なスーパーにもたくさんオーガニックのものが売られています。生鮮食品もオーガニックのエリアがあって20~30パーセントを占め、ナチュラル系のスーパーも都市部だけではなく郊外にもあります。

なぜアメリカは健康意識が高いかというと、「アメリカの医療費が非常に高いから」です。よっぽどのことがない限り病院には行けません。

ですので病気になって病院で高いお金払うくらいなら、「少々高くてもヘルシーで美味しいもの食べて予防しよう」というわけです。(アメリカは両極端なので、みんながヘルシーなものを取り入れているわけではありませんが、、、)

「オーガニックとは、なんなのか?」

「オーガニックを使いはじめたきっかけ」

「どのように取り入れているのか」

をご紹介していきます。

「オーガニックを使ってみたいけど、ちょっとハードル高いな」と感じていらっしゃるかたの参考になると幸いです。

オーガニックとは?

オーガニックサイン

オーガニックとは?
オーガニックとは有機栽培・有機農法といわれていて、2~3年前から農薬や化学肥料を使用しない土壌でつくられた作物および畜産物です。それらを使用した加工品に対しても使われます。遺伝子組換えの種は使用しない、畜産物の場合は肥料もオーガニックであることなどがあげられます。

 

以下の参考ウェブサイトが、とてもわかりやすく説明されています。

必ずしも「完全に安心できるものではない」けれど、「環境や健康に対しての大きなメリット」が期待できますよね。

購入する目安としては、政府より厳しい基準をクリアした「オーガニック認証マーク」がついてあるものを購入するのがいいかもしれません。

日本では農林水産省より、有機食品の検査認証制度「有機JAS」 http://www.maff.go.jp/j/jas/jas_kikaku/yuuki.html

アメリカでは農務省より「USDAオーガニック」
https://www.ams.usda.gov/grades-standards/organic-standards

しかし参考の記事にもありますように、「オーガニックの認証マーク」がついていても、「あきらかに原料のコストを安くするため」にオーガニックの安価なオイルでかさ増ししたり、「本来入れるべきでないもの」を入れている商品もあります。

原材料をよく確かめたうえでお買い求めください。

わたしはオーガニックの安くてかさ増しの商品よりも、「オーガニックでなくても原料がシンプルな方」を選びます。

オーガニックを使いはじめたきっかけ

手の中のいちご

わたしは最初にお伝えしましたように、オーガニックを使い始めて10年以上になります。いきなり生活用品のほとんどをオーガニックに変更したのではなくて、徐々にはじめて今ではおよそ50%の食品をオーガニックに買えていくようになりました。

それでは「なぜオーガニックを使いはじめたのか」お伝えしていきます。

OLだった20代半ばに急性の病気になり緊急入院

病棟

十数年まえ、20代半ばのときでした。わたしは大阪でOLをしており、「急性の病気になり緊急入院」しました。

1ヶ月ほど休職しなくてはならず、復職してもなかなか体力が戻らずにいました。「体重も5キロ落ちたまま、筋肉は少なくなり、骨ばって」いました。鏡の前の不健康そうな自分の姿を見てこのままではいけないと思ったのです。

それからわたしは、なぜ病気になったのか考えるようになりました。

そして気づいたことは、

■当時のわたしは自分の身体を大事にしていませんでした。食に対する意識が低く、自炊はほとんどしませんでした。

■もちろん栄養について考えることなどなく、「食事は見た目が美味しそうかどうか、いかに手早く食べられるか」が基準でした。

まずは「外食がメインだった」食生活を見直すことからはじめました。仕事を早く切り上げて、スーパーに買物にいきました。料理があまり得意ではなかったので、簡単にできるレシピを調べて少しずつ種類を増やしていきました。

「やってみると意外とできるものだな」と感じ、苦手だった料理がだんだんと楽しくなりました。ランチもお弁当をつくるようになり、外食が少なくなっていきました。

野菜

外食が少なくなると、「かなり節約できること」に気づきました。浮いたお金でちょっといいものを使ってみようと思い、食材にもこだわるようになってきました。

そして体調も少しずつ回復していることに気づき、やっぱり「食って大事なんだなぁ」と感じたのです。

ハワイでの「美味しい」出会い

サーフボード

友人がわたしをハワイ旅行に誘ってくれました。当時のわたしは「ニューヨーク」等の都会に行くのが好きで、「リゾート地や自然あふれる場所」はあまり興味がわきませんでした。

しかし病気をして回復はしましたが、「ちょっとゆっくりしたいなぁ」と感じていたので、ちょうどいいと思いハワイに行ってみることにしました。

ハワイについて調べてみると、「ハワイ産の野菜や果物、オーガニックのもの」を提供しているレストランがたくさんあることを知りました。

そして実際にハワイに行ってみて、「オーガニックや地産地消の文化」にふれ感銘を受けます。

サラダ

地元産の野菜や果物をふんだんに使った料理は「素材そのものの味が濃く」て感動しました。ハワイは「地産地消やオーガニック、環境に配慮した生活」が根付いていました。

日本ではめずらしいオーガニックスーパーに行ってワクワクしたことを覚えています。わたしが実際にいったスーパーです。

「Down to Earth (ダウン・トゥ・アース)」

環境を大切にし、自然と共存しながら暮らす、ハワイの生活がとても心地よいと感じました。

そしてわたしはこの時を境に、「ハワイに住むように旅したい」と思うようになるのです。これについては今後お伝えしていきます。

生産者を応援したい

手の中のミニトマト

日本に帰って、「オーガニックを暮らしに取り入れよう」と、食品を探しはじめますがとても高い。オーガニックであるものと、そうでないものの値段はあきらかにちがいます。

そんな時、あるニュースを見て鮮明に覚えていることがあります。

その番組は、「北欧のオーガニック事情」を紹介していました。カメラは、赤ちゃんを抱っこした女性がオーガニックスーパーで野菜を選んでいるところを撮っていました。リポーターはその女性にたずねました。

リポーター: 「あなたはどうして、高いオーガニックの食材を買うのですか?」

女性: 「北欧は物価も高いし、オーガニックはけして安くはないけれど、身体にも地球にも優しいし、とても美味しいから。」

「食の安全や環境のことを考慮し、手間暇のかかる作業をしてくれている生産者がいる。少し高くてもわたしはそんな生産者を応援したい、だから買うのよ。」

なるほどなぁ、と思いました。「生産者を応援したい。」その気持ち考えなかったなぁ。せっかく良い商品を作っていても、買ってくれる人がいなかったら生産できなくなります。

そこからめちゃくちゃ高いものは買えないけれど、「生活に支障をきたさない範囲のもの」、「気に入った生産者のもの」を買っています。

生産者の気持ちがこもったものをいただくと、より美味しく、よりありがたく感じます。

オーガニックは高い、ハードルを低くやりくりする「5つのポイント」

ぶた

「オーガニックは良いとわかっていても、買うのは生活的にきびしい。」

わかります。わたしはゆとりのある方ではありませんし、毎月どうやって生活しようかやりくりが大変です。

高いオーガニック食材を無駄なく使うために我が家で心がけている「5つのポイント」をご紹介します。

① 飲み物は家から持っていく

飲み物

「オーガニックのハーブティやコーヒー」など、外出するときはいつも持参しています。カフェにしょっちゅう行くとかなりの出費です。

カフェに行くときは、テイクアウトではなく、カフェでのんびりしたいときだけにしています。

② ドレッシングやソース類はできるだけ買わず、作れるモノは自分でつくる。

ハーブとオリーブオイル

ドレッシングは長い間買っていません。「バルサミコ酢とオーガニックのオリーブオイル」だけで美味しいドレッシングがつくれます。

「自家製の食べるラー油、万能ソースなど」今後レシピをご紹介していきますが、スキマ時間に作っておくと、とっても便利ですし、買う必要がなくなります。

③ 通販サイトを上手に利用する

机の上のPCとノート

わたしはこの3社で、送料を含めた金額を比較しながら購入しています。

【Amazonーオーガニックストアー】

【楽天市場ーオーガニック&ナチュラルフード特集ー】

【iHerb(アイハーブ)】

④ お弁当持参

スープ

お弁当を毎日つくることが、苦痛でした。どうして苦痛なのかと考えると、「お弁当のために料理する」のが面倒だったからです。

しかし外でランチを食べると、アメリカでは最低でも15ドル、サンドイッチなどのテイクアウトを買っても10ドルします。そう考えるとお弁当を作らざるを得ません。

考えた結果、夕飯をつくるときに、あらかじめ次の日のランチの内容も考えてつくることにしました。そして「スープジャー」を買ったことで、かなりラクできるようになりました。

【サーモス・スープジャー】

「具だくさんのお味噌汁とおにぎり、野菜たっぷりのスープとチーズを挟んだパン」など、夕飯のときに多めに作っておいて翌日温めるだけです。スープジャーを買ったことで、シンプルで簡単にランチを作れるようになりました。

ヌードルサラダ

夏は夕飯をつくるときに、ランチの準備も同時進行します。「冷やしそうめん・そば」をすることが多く、ランチはサラダ仕立てにして、だしと別々にして翌朝まで冷蔵庫で保存します。

朝は保冷パックを入れたランチバッグにランチ用のそうめんやそば、だしのコンテナーを入れるだけです。

⑤ 材料の徹底管理、日持ちのする価格が安めの定番野菜を決めておく

野菜

わたしは以前食材を管理しきれず、「古くなってしまい捨てること」が多々ありました。気をつけているつもりだったのですが、葉物野菜など見落としてダメになってしまうんですよね。

わたしは平日買い物ができないため、週末に1週間分をまとめ買いします。ですのでついつい買いすぎてしまっていたのですね。

アメリカでは買い物に行っても、「欲しい野菜がその日はなかったり、状態が良くないこと」が多々あります。

オーガニック・スーパーマーケット

なのであらかじめ1週間分の献立を決めて、買い物に行くことが難しかったりします。毎回スーパーに行って一番コンディションの良い野菜や果物を買っています。

そこで考えたことが、スーパーで安定して手に入り、「日持ちする定番野菜を決めておく」ことにしました。わたしが常備している野菜は、

・たまねぎ
・人参
・セロリ
・じゃがいも
・キャベツ
・はくさい
・ミニトマト
・にんにく
・しょうが

アイハーブで買える「PEAKfresh USA」と言う「保存用のバッグ」を使うと野菜や果物が長持ちします。

iHerb(アイハーブ)

PEAK fresh USA
【PEAKfresh USA, 野菜・果物用バッグ、再利用可, 10 – 12インチ x 16インチバッグ, 口止めひも付き】

こちらの6ケタの紹介コードを使っていただくと、初回購入時に10パーセントオフになります→ YUC115

上の食材を使って、「簡単につくれる定番メニュー」を決めておくと、家事もグッと楽になりますし、けっこう節約できます。

常備野菜以外のものを買ったら、それだけを覚えておくようにして、なるべく先に使い切ってしまいます。

良い食材で素材にシンプルに調理すると、ほんと美味しいんですよ。なので家で食べるほうが美味しくて安いから、外食する機会が減りました。

さいごに:オーガニックとは?私がオーガニックを使い始めた理由

子どもが生まれたあと、いいものを食べさせたいと、家でも外でもオーガニックにとてもこだわるようになりました。そうなると、家族や友人とご飯を食べに行ったりすることが難しくなりました。

身体や環境に良いとはじめたことなのに、「親しい人たちと食事する一番楽しい時間」を、ストイックになり過ぎて自分自身でその時間を避けていることがとても悲しかったです。

それから家でごはんを食べる時はオーガニックを取り入れて、外でご飯を食べる時は気にしないようにしました。

こだわりすぎると、息切れしてしまうので、「ほどよく」が大切ですね。

家族や友人もはじめは、いきなり「オーガニック、オーガニック」言っているわたしを物珍しく感じていたでしょう。そりゃそうだと思います。笑

しかし今は家族や友人が、庭でオーガニックの野菜を育てたり、「これ美味しかったよ」とオーガニックの商品を教えてくれたり。

自分が変わると、周りも変わってきました。これからも少しずつオーガニックの輪が増えるといいなぁと思います。

さいごまでお読みいただきありがとうございました。

 

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