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『HSP』アメリカ在住アラフォー主婦の過去、辛い時期をどう乗り越えたのか

『HSP』 アメリカ在住アラフォー主婦の過去 辛い時期をどう乗り越えたのか

今回、『HSP』であるわたしの、山あり谷ありだった過去について、辛かった時期をどう乗り越えたのかお伝えさせていただきます。

前回、わたしはHSPだと言うこと、一つのある出来事を例にわたしのHSP的特徴をご紹介させていただきました。→『HSP』とは?アラフォーになって気づいた私のHSP的な特徴

HSPとは『Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)』の頭文字で、『感受性が豊か』『とても繊細な人』という意味です。

HSPが役立つこともありますが、「感性が強すぎたり、繊細すぎて、生活する上でつらく感じている人が多いのもHSPの特徴です。」

わたしもその一人、『HSP』という言葉を知ったのは最近のことで、繊細すぎる自分に傷つき、もどかしい想いで生きてきました。

しかし、人生の中で少しずつ問題を対処できるようになり、経験を重ねたことで、今はとっても生きやすくなりました。

そして、今は「生き辛かったのは、HSPだからなんだ!」と知り、腑に落ちている自分がいます。

それでは、僭越ながらわたしの過去について、お話させていただきます。

『HSP』アメリカ在住アラフォー主婦の過去

階段、人、足、運動

幼少期のわたしは、とっても天真爛漫に育ったと思います。ゆるミニマリストの時にもお伝えしましが、片付けが苦手で学校の机の中に、給食のカビたパンを発見することもありました。→ゆるミニマリストになった理由【片付けられない歴約30年の過去編】

友達をすぐに作れるタイプで、友達と遊ぶことも好きだけれど、一人で集中して遊ぶことも好きでした。

夏休みは一人でプールに行くことも苦にならないタイプで、「友達と一緒も楽しいし、一人でも楽しい」と言う感じでインデペンデントな性格でした。

「一人の時間が好きなわたしって変?」と初めて感じた小学高学年

子ども

友達と群れることも好きだけど、一人の時間も好き。人の目を気にすること無く自由に過ごしていた時代でした。

しかし、それが壊れたのは小学校の高学年でした。

その頃になると、グループで行動する年頃になり、つねにグループの中でいることが当たり前になっていました。

友達のことはとても楽しいけれど、「一人の時間もほしいと思う自分って変なのかな?」と思うようになったのです。

そして、「人からどう思われているのか」とても気にするようになっていきました。

それと同時に、天真爛漫だと思っていたけれど、実は「人に言われたこと真に受ける」とても繊細な性格だということも、現れてくるようになりました。

社交的だと思っていたのに、内向的な面や些細なことで傷ついたり動揺する自分を、ネガティブに感じていました。

「いつも元気で明るく、常に友達とはしゃいで楽しい学校生活」をおくるはずだったのに、それが出来ない葛藤。

ですから、内向的な自分を他のクラスメイトに悟られたくなくて、無理に目立とうとして背伸びしたりしていました。

そんな自分を嫌になり、頭の中でもんもんと考えることが多かったです。

自分から逃げたかった高校時代、留学をする

シドニー

中学・高校と多感な時期で、「学校生活は楽しい、でも毎日はちょっとしんどい」と心の中で思っていました。

風邪を引いて学校を休んだ時、好きなテレビを見たり、本を読んだりする一人時間をとても楽しんでいる自分を、否定しなければならない。

「こうだったらいいな」と思う理想像と、自分とのギャップに苦しんでいたのだと思います。

今考えてみると高校生になり、外国に憧れを持つようになったのは、そんな現実から誰もわたしのことを知らない世界へ、逃げたかったからなのかもしれません。→「高校の春休みに自費で短期語学留学」した時の体験談【動機・準備編】

海外に1ヶ月滞在し、一人になり孤独と向き合って成長したこともありました。「この景色、この体験を友達と一緒にシェアしたかった」と強く感じました。

海外で過ごしたことで、日本に帰り少し息を吹き返しました。

疫病神のようだった20代前半、救ってくれたのは友人・家族だった

手、ハート、幸せ

会社員となり社会の荒波に揉まれます。→派遣社員で働くメリットとは?派遣OLとして7年間4社で働いた体験談

若くて楽しいことがたくさんあるだろうと、目を輝かせていたけれど、職場を転々とし、未熟で知識の少ない自分に失望して、どん底に落ちる一方でした。

20代前半頃までのわたしは、自信がなく、常にネガティブで疫病神のようでした。

「わたしって、なにやってもダメな人間なんだ」と思うようになり、毎晩やけ酒をしたり、うつ病なのかもしれないと思い、本屋さんで本を買ってきて読んだりしていました。

しかし、そんなわたしを救ってくれたのは、友人と家族でした。

・荒れ果てたわたしの話を聞いてくれた

・否定せずにただそばに寄り添ってくれた

・見放さないでいてくれた

いつも肯定してくれていたおかげで、「わたしは必要とされているんだ、このままの自分でいいんだ」と思えるようになり、気持ちが安定しなんとか持ち直していきます。

そのとき、無理に社交的になってたくさん交友関係を広げるよりも、今いる家族や友人をこの先ずっと大切にしていくことの方が、わたしにとって重要だと思ったのです。

そして、20代半ばで病気になったのも、スローダウンするきっかけとなりました。→オーガニックとは?私がオーガニックを使い始めた理由

それから、自分自身を見つめ直すことに、時間を費やすようになりました。

啓発本を読むようになったのですが、勝間和代さんの「起きていることはすべて正しい」という本を読んで、パッと自分の中の扉が開いたことを覚えています。

物事をちがう角度から見てること、 自分自身を客観的に見ることの大切さ、自分の殻に閉じこもってがんじがらめになっていたことに気づきました。

「一人でいてもいい」と肯定できた20代後半、自信を持てるようになった

女性

それから、会社の先輩や周りの年上の人達を見渡してみると、一人でランチしていたり、一人旅に出ていたり、一人の時間をエンジョイしている方々を見て、「一人でいることは悪いことではなんだ、一人でいてもいいんだ」と感じるようになったのも大きな転機でした。

それからは、多くの人と会ったあとや、仕事が忙しかったときは、一人でゆっくりする時間を見つけてバランスを保つようにしました。

20代後半は自信を取り戻し、ハワイへ大人留学したり、自由に羽ばたいていたと思います。→社会人になってハワイ留学をしようと思ったきっかけ【20代半ば編】

ハワイへ行き、色んな人種の人がいて、その個性を受け入れている。だから、わたしの性格も個性の一つだし、わたしでいていいんだと肯定できたことで、自分に少し自信を持つことができました。

海外生活、子育てで、些細なことで悩んでいる時間がなくなった

海で遊んでいる子ども

夫と出会いハワイで結婚して子どもが生まれて、目まぐるしく人生が変わっていきました。

HSPのわたしはオーバーフローしていましたが、子育てをしていて小さいことを気にしている時間がなくなったこともあり、気力だけで頑張っていました。

とくに子どもが赤ちゃんだった頃、自分の時間を作ることを無意識の内にフォーカスしていたと思います。

そして、歳を重ねるごとに、HSPの繊細な部分が鈍化されたり、小さな対処法を見つけ積み重ねていくことで、なんとか人生の境目を切り抜けてきたと思います。

些細なことで傷ついたり悩んでいた自分が、歳を重ね図太くなってきたんですね。

自分を客観視することで、HSPとうまく付き合えるようになってきた

女性

しかし、何が一番良かったといいますと、自分を客観視できたことです。

苦手なこと理解し、正面衝突して受け止めるのではなく、うまくかわせるようになったことが生きやすくなったポイントだと思います。

そして今回、自分自身がHSPだと知ることによって、もっと自分の特性を知ることができました。

「苦手なこと、好きなこと」を紙の上に書いてみると、より一層自分と向き合うことができます。

苦手なことを避けることもできますし、好きなことをトコトン突き詰めることでHSPのネガティブ要素がマイルドになり、生きづらさを感じなくかもしれません。

「HSPには五感が多いので、住んでいる環境を変えてみたり、騒がしいところや人混みをさけることで、緊張感を少なくしてあげることもできます。」

HSPだからこそ、活躍できる場があるかもしれませんし、向いている仕事もあるかもしれません。

自分自身のことが理解できたら、ちょっと言いづらいかもしれませんが、パートナーや家族など近い間柄の人と、「自分の好きなこと・苦手なことをシェア」しておくと、理解してもらいやすくなります。

さいごに:『HSP』アメリカ在住アラフォー主婦の過去、辛い時期をどう乗り越えたのか

朝日、ハッピー、草木

今となって、過去の苦しみがあったから、今成長することができたと前向きにとらえることができますが、苦しんでいるときは、そんなことわからないですよね。

どうしても辛いときは、逃げちゃっていいと思いますし、真正面から受け入れないほうがいいと思います。

わたし自身、つらい気持ちを客観的に「なぜ辛いのか」考えられるようになってから、だいぶとストレスレベルが下がりました。

最近では、『HSP』に関する本や、ユーチューブ、ブログなどでたくさん情報があります。

わたしの大好きな、「中田敦彦のユーチューブ大学」でもHSPの特集がありました。

 

もし、HSPかもしれないと思われた方は、少しずつで構いませんので情報を集めていてくださいね。

さいごまでお読みいただきありがとうございました。

 

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