先週木曜の感謝祭の日に、「ポットラック(持ち寄り)パーティ」へ参加してきました。今回は、そのときに持参した、『かぼちゃのロールケーキ』のレシピをご紹介します。
アメリカの秋といえば。『かぼちゃ』です。
カフェやレストランで「かぼちゃ」や「パンプキンスパイス」使った、さまざまなデザートや料理を食べることができます。
そこで、感謝祭のポットラックパーティ用に、「かぼちゃの料理」を2点つくりました。
①『かぼちゃのロールケーキ』 ←今回はこちら
わたしは、感謝祭のときだけでなく『かぼちゃのロールケーキ』をよく作ります。
自分自身が好きなこともありますが、以前「ポットラック(持ち寄り)パーティ」に参加したときに、みんなから「美味しい、レシピを知りたい」と喜んでもらえました。そのことがきっかけで、パーティの定番メニューとなりました。
今回はみなさんに、レシピをご紹介させていただきたいと思います。そして「さいごに」少しだけ感謝祭についてのお話もあります。
それではいってみましょう!
目次
「かぼちゃのロールケーキ」の作り方
「かぼちゃのロールケーキ」を以下の4つの工程で作っていきます。
- スポンジ
- かぼちゃ餡
- クリーム
- 仕上げ
①と②は、工程が逆でもOKです。①②が冷たくなったら、③クリームの工程にすすみます。
2日間に工程を分けることもできます。①②を1日目につくり、冷めたものを冷蔵庫に置いておく。③④を2日目につくる。
それでは、つくっていきましょう!
「かぼちゃのロールケーキ」のスポンジの作り方

今回は、クックパッドで2019年12月現在つくれぽ6400件!の「しっと~りふわふわロールケーキ by ko~ko」 さんのレシピを参考させていただきました。
スポンジケーキは、さまざまな作り方ありますが、ko~koさんのレシピは「卵白と卵黄に分けて」つくっていきます。初心者でも失敗しにくく、とっても作りやすいレシピですよ。
また、ko~koさんのクックパッドのページ、「ko~koのキッチン」では素敵なレシピをたくさん公開されていますので、お菓子作りが好きな方はぜひチェックしてみてくださいね。
ロールケーキのスポンジの材料

【スポンジの材料】
・卵 4個(冷蔵庫から出したての冷たいままでOK)
・グラニュー糖 80グラム
・薄力粉 70グラム(ふるっておく)
・サラダ油 30グラム
・牛乳 30グラム
わたしは倍の量、卵8個で作りました。

卵は黄身と白身に分けます。薄力粉はふるい、サラダ油と牛乳はあわせておきます。
ケーキの型に、クッキングシートを敷きます。

角に切り込みを縦に入れると、折り曲げやすいですよ。
オーブンを180度に予熱しておきます。
卵白に「半量のグラニュー糖」を入れメレンゲをつくる

卵白に、グラニュー糖をひとつまみだけ入れ、ハンドミキサーで泡立てる。
しっかり泡立ったところで、「グラニュー糖の半分の量」を2~3回に分けて加える。

艶が出るまで、しっかりと泡立てる。

めやすは、卵白の入ったボウルを逆さにしても落ちないことです。

泡立てる工程は、10~15分かかります。冷蔵庫で冷やしておきます。
卵黄に「残り材料」を加えてまぜ合わせる

卵黄をしっかりと泡立て器でまぜ、「残り半分のグラニュー糖」を一気に入れ混ぜ合わせる。
「サラダ油と牛乳」を少しずつ加えながら、まぜ合わせていく。

薄力粉を2~3回に分けて、ダマにならないように、ていねいにかき混ぜる。

卵黄ベースに、「卵白のメレンゲ」を加えてまぜ合わせる

卵白のメレンゲの3分の1を、卵黄ベースに加え、しっかりと混ぜ合わせる。

スパチュラに持ち替え、残り半分の卵白のメレンゲを加える。

底からから上に持ち上げてから、メレンゲを切るように、かき混ぜる。

残り全部のメレンゲを加え、同様に混ぜ合わせると、スポンジ生地が完成です。
「スポンジ生地」を型に入れ、オーブンで10分焼く

スポンジ生地を、型に流し込んでいきます。
スパチュラで表面を均等し、空気抜きのために生地の入った型を、低い位置から落とす。
予熱しておいた180度のオーブンの中に入れ、10分焼く。

表面がきつね色に焼き上がったら、完成です。

焼き上がった生地を、焼き縮防止のために、高い位置から一度落とします。
粗熱が取れたら、ラップを掛けて冷まします。
「かぼちゃ餡」の作り方

かぼちゃを蒸し(電子レンジでもOK)、かぼちゃ餡をつくっていきます。
「かぼちゃ餡」の材料

【かぼちゃ餡の材料】
・かぼちゃ4分の1
・砂糖 蒸したかぼちゃの20%(お好みで増減してください)
・ラム酒 大さじ1(入れなくてもいいです)
※わたしはレシピの倍量プラス、次回ご紹介する「かぼちゃのブロッコリーサラダ」ようのかぼちゃも蒸していますので、量が多目です。
かぼちゃの皮をそぎ、カットする

かぼちゃはとても硬いので、切る時にはご注意ください。
かぼちゃを切る前に、包丁はしっかりと研ぎました。包丁は以前にご紹介したグローバルナイフを使用しています。【使うと料理が楽しくなる!】プロもおすすめの包丁グローバルナイフ
かぼちゃの種をスプーンでくり抜きます。

かぼちゃの種をくり抜いたあとです。

ホールのかぼちゃを買った時に、「使いきらない分は、種とワタの部分をしっかり取り、ラップに包んで保存すると長持ちしますよ。」
かぼちゃの皮を包丁で削ぎ、蒸し器に合う大きさにカットする

皮をとったかぼちゃを蒸す(電子レンジも可)

わたしは十得鍋の蒸し器を使用しています。ゆるミニマリストが選んだお鍋、『十得鍋』の魅力をご紹介【レビュー】
蒸し器がない方は、電子レンジでやわらかくなるまで、チンしてください。
十得鍋にお水を入れます。

十得鍋の蒸し器をスタックします。

蒸し器にカットしたかぼちゃを並べる

かぼちゃを半分丸ごと入らなかったので、このようにカットして蒸しました。
15~20分で、かぼちゃが蒸し上がりました。

「蒸し上がったかぼちゃ」を容器に入れ、砂糖とラム酒をくわえる

よくかき混ぜて、粗熱がとれたら、冷蔵庫に入れて冷やします。

「かぼちゃ餡」の完成です。
「クリーム」の作り方

クリームの材料

「Simply Organic」のバニラ・エクストラクトは、iHerb(アイハーブ)でいつも購入しています。写真のように液垂れしやすいですが、バニラの香りがとってもよく、お菓子作りにはもちろんのこと、バニララテにしても美味しいですよ。
生クリームを泡立てるボウルよりも、一回り大きいサイズのボウルを用意し氷を入れる。

「生クリーム」に材料を加え、をしっかりと泡立てる

先ほど準備しました、氷の入ったボウルを当てて冷やしながら「グラニュー糖」と「バニラ・エクストラクト」を加えて、ハンドミキサーで泡立てていきます。
このように、しっかりと泡立ったら(10分立て)完成です。

しかし、これ以上泡立てるとバターになってしまうので、見極めがポイントです。
「かぼちゃのロールケーキ」を仕上げる

「スポンジ、かぼちゃ餡、クリーム」が出来上がりましたので、巻いて仕上げていきます。
スポンジに「クリーム」をぬる

スポンジにクリームをぬっていきます。スパチュラで均等にぬります。手前以外の側面はクリームが押し出されるので、少し隙間を空けておきます。
巻く時に微調整しますので、軽く平らにならす程度で大丈夫です。
「かぼちゃ餡」をのせる

スポンジにクリームをぬったところに、冷蔵庫に冷やしておいた「かぼちゃ餡」をのせていきます。

手前に3~4センチほどスペースを空け、こんもりと山をつくるように、「かぼちゃ餡」を均等にのせます。
次の工程で、「ロールケーキを巻き、ラップでつつんでいきますので、ラップを敷き準備しておきます。」

「かぼちゃのロールケーキ」を巻く

それでは、「かぼちゃのロールケーキ」巻いていきます。この工程が1番ドキドキします。
写真のように、手の甲でスポンジを持ち上げます。
ゆっくりと手の甲で、前に前にと押していきます。

「かぼちゃ餡」が隠れるまで押したら、下の写真のように、クッキングシートをつかみます。

クッキングシートを剥がしながら、手の甲でゆっくりと前に押していきます。
剥がしたクッキングシートで、「ロールケーキ」を丸め込んでいきます。

巻きずしを作る要領で、しっかりとクッキングシート丸め込み、形を整えていきます。

準備しておいた「ラップ」の上にのせ、しっかりと形を整えながら、「ロールケーキ」を包んでいきます。

冷蔵庫で半日~1日、冷やして寝かしておくと、切り分けやすくなります。
ちなみに、わたしは倍量で「ロールケーキ」を3本仕上げました。

1本は子ども用に、「かぼちゃなし」のロールケーキです。
みんなに食べてもらえるように、レシピよりも細めにつくりました。
保冷バックにこの状態で、パーティ会場まで持っていき、現地で切り分けて仕上げました。
「かぼちゃのロールケーキ」の完成!

おつかれさまでした!
「かぼちゃのロールケーキ」を、お好みの大きさに切り分けていただきます。
写真は以前、レシピの量で作ったものです。「かぼちゃ餡」が中心ではありませんが、それもご愛嬌です。笑
わたしは、自家製の「キャラメルソース」をかけて食べることが好きです。

「メイプルシロップ」をかけてもいいですし、「粉糖」で仕上げてあげると、見た目がゴージャスになりますね。
さいごに:感謝祭のパーティー用に作ったもの①『かぼちゃのロールケーキ』のレシピ
いかがでしたでしょうか?
今回は、『かぼちゃのロールケーキ』のレシピをご紹介しました。
わたしはアメリカに住んでいるのですが、毎年11月の第4木曜日は「感謝祭(サンクスギビング)」で休日です。
感謝祭とは、400年ほど前にイギリスからアメリカに移住してきた人たちが、先住民であるネイティブ・アメリカンから、厳しい冬を越すための知恵を授かります。そのことに感謝し、はじめて収穫したものでネイティブ・アメリカンをもてなしたことが由来です。
All About Japan ーアメリカの感謝祭「サンクスギビング」の過ごし方・伝統料理よりー
現在では、家族や友人が集まり、「ターキーやスタッフィング、パンプキンパイ」などの料理をつくり、お腹いっぱいのごちそうをいただきます。
日本でも有名になってきた「ブラックフライデー」は、感謝祭の翌日に行われるビッグセールです。夜中の0時からお店が開くので、「みんなパーティが終わってからすぐに、年に1度のビックセール目当てに並びます。」
深夜にも関わらずショッピングモールは駐車場がなくなるほど、大混雑するんですよ。わたしはもっぱら、インターネットショッピング派ですが。
なんだか日本のお正月のようで、わたしは感謝祭が大好きです。
さて次回は、かぼちゃを使った料理をもう一品、『かぼちゃとブロッコリーのウォルドーフサラダ』についてご紹介します。
さいごまでお読みいただきありがとうございました。
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