今回は、お手頃ワインも美味しさを倍増してくれる、『RIEDEL・リーデル』のワイングラスについてご紹介します。
ちなみに、わたしはお家で1本5ドル位のお手頃ワインを、チビチビと飲むのが好きな「お手頃ワイン・家飲み派」で、特別な時に15ドル位のワイン飲んで、ハッピーになれる人です。
「ゆるミニマリスト」ですし、高いワイン飲むわけでもないんだから、ワイングラスなんてていらないし、ましてや『RIEDEL・リーデル』のような上等なワイングラスは必要ないと思っていました。→ゆるミニマリストになった理由【片付けられない歴約30年の過去編】
しかし、保管場所をとってでも、購入したいと思ったのには理由がありました。
なぜなら、お手頃ワインの美味しさをワンランク・ツーランクアップさせてくれるだけでなく、ワインを飲むひとときを、優雅にしてくれるからです。
もし、わたしのように「お手頃ワイン・家飲み派」の方で、ワイングラスを購入しようかご検討のかたは、ぜひご参考にしていただきたいと思います。
それでは、いってみましょう!
目次
『RIEDEL・リーデル』のワイングラスとは
『RIEDEL・リーデル』社は、オーストリアで260年以上続く老舗ワイングラス・メーカーです。
現在、ワイン愛好家でなくても、ワインはブドウの品種にあったワイングラスを使うことで知られていますが、以前はそうではありませんでした。世界ではじめてブドウの品種に合ったワイングラスを考案したのが『RIEDEL・リーデル』でした。
1973年に発表した、ハンドメイドの吹きガラスで作られた「ソムリエ・シリーズ」が評価され、その中でもとくに精巧で洗練されたつくりの「ブルゴーニュ・グラン・クリュ」は 、ニューヨーク近代美術館にも展示されるほど美しい仕上がりとなっています。
とても薄く華奢なつくりですが、容量が1050mlもあり、ワイングラスの最高峰と言われています。1脚1万円以上するので、持つ手が震えそうです。笑
しかし、こちらのグラスで飲むワインは、どのように味が変わるのかとても興味があります。
『RIEDEL・リーデル』のワイングラスの種類
『RIEDEL・リーデル』社のワイングラスはハンドメイドの最高級のものから、マシンメイドのカジュアルなものまで幅広く扱っています。
【ハンドメイド】
■最高級ライン
「ソムリエ」
「リーデル・スーパーレジェーロ」
「ファット・ア・マーノ」
【マシンメイド】
■高級ライン
「ヴィティス」
「グレープ@リーデル」
「リーデル・ヴェリタス」
「ヴィノム・エクストラ・ラージ」
「パフォーマンス」
「ヴィノム」
■スタンダード・ライン
「エクストリーム」
「ワイン」
■カジュアル・ライン
「オヴァチュア」
■ステムがつかないワイン・タンブラー
「リーデル・オー」
最高級からカジュアル・ラインまで、お好みで選ぶことができます。
しかし、カジュアル・シリーズだからといってあなどれません。良いところはしっかりとおさえており、ふだん使いでも最高のパフォーマンスをみせてくれるからです。
ワイングラス部位の名前

今回、ワイングラスをわかりやすくご紹介するため、部位の正式名称をご参考までにお伝えします。
- RIM(リム):グラスの縁、口が触れる部分
- BOWL(ボウル):ワインが入る部分
- STEM(ステム): ワイングラスの脚、持ち手
- FOOT(フット)/PLATE(プレート): グラスを支える台座
『RIEDEL・リーデル』のワイングラスを使用するきっかけ

冒頭でもお話しましたが、わたしは1本5ドル程度のワインを家で飲む、「お手頃ワイン・家飲み派」です。
日本でOLをしていた20代のころは、よくレストランやバーに行ってビールやワインを飲みに行きました。ワイン通というわけでもなく、ごくごく普通に料理と合わせて、美味しくワインを飲むのが好きでした。
しかし、子どもができたことを機にお酒を飲まなくなり、子どもが少し大きくなってからワインを飲みはじめたのですが、レストランで飲むことはほとんどなく、その代わりに家でワインをゆっくり楽しむようになりました。
お手頃ワインをたまに飲む程度なのでワイングラスは必要なく、以前ご紹介した、『デュラレックス』のグラスを使って、ワインを美味しくいただいていました。←フランス製のグラス『デュラレックス』のピカルディでお家カフェ気分♪

しかし、2年ほど前のこと、当時スパークリングワインが好きで、『デュラレックス』で飲んでいたのですが、「スパークリングワインはステム(ワイングラスの脚)のあるワイングラスで飲みたいなぁ」と思うようになったのです。
私が愛用している『RIEDEL・リーデル』ワイングラス

レストランに行く機会も減りましたし、お家でレストラン気分を味わうのにいいかもと思い、シャンパングラスを探しました。
そこで見つけたのが『RIEDEL・リーデル』のワインシリーズのシャンパングラスだったのです。
『RIEDEL・リーデル』「ワイン」シリーズのシャンパングラス

当時、ボウル(ワインを入れる部位)がスッと長く伸びた、フルート型のシャンパングラスにあこがれを持っていまして、「ワイン」シリーズのシャンパングラスがわたしの好みにピッタリでした。
こちらのシリーズは、神殿の支柱をモチーフにしたステム(グラスの脚)と、「ヴィノム」・シリーズのボウル(ワインを入れる部分)を組み合わせたところが特徴です。
高いワインを飲むわけでもないし、1脚10ドル未満のグラスでいいと思っていたのですが、「レビューの評価がとても良く、ワイン通の方の絶大な信頼がある『RIEDEL・リーデル』なら間違いない」と、購入するに至りました。
『RIEDEL・リーデル』のシャンパングラスの箱を開けて手にとった時の緊張感、繊細な作りに感動しました。

はじめて、こちらのグラスで飲んだときの美味しさが、今でも忘れられません。
口に運んだときのやわらかさ、泡のきめ細やかさ、グラスに注がれたワインを飲み干すまで変わりません。
「いつもと同じワインが、グラスを変えただけでこんなにも美味しさが変わるなんて!」衝撃でした。
繊細な作りのグラスを持つ手の緊張感までも、美味しさの演出の一つとなりました。
ヴィンテージのシャンパンを飲む時は、長期熟成されたワインの香りが立ちやすい、「ボウルが丸みを帯びた卵型のグラス」の方が向いているそうです。
それから思ったのです、「お手頃ワイン・家飲み派」だからこそ、ワイングラスを使うべきではないかと。
そして、たくさんワインを飲むわけではないので、赤白兼用で使える万能グラスを探すことにしました。
『RIEDEL・リーデル』「オヴァチュア」シリーズのマグナム

夫に相談したところ、「それならビールや炭酸水にも使えるようなボウルが大きいカジュアルなグラスがいいんじゃないか?」と言うことになり、『RIEDEL・リーデル』のカジュアル・ライン「オヴァチュア」シリーズのマグナムを購入することにしました。
530ml入るので、1缶350mlのビールやジュース等もちょうど良く入る大きさです。
こちらは使用頻度が高く、ゆっくりとした時間を楽しみたい時用に使っています。ワインはもちろんのこと、お風呂上がりに1杯の炭酸水やジュース類も使用しています。
2脚でおよそ3500円と、『RIEDEL・リーデル』の中では1番お手頃に購入できるラインでもあります。
ワイン通の方は、「ヴェノム」以上のシリーズを推奨されているようですが、「お手頃ワイン・家飲み派」のわたしは、こちらで十分満足しています。
シャンパングラスはボウルが長いフルート型が好きで「ワイン」・シリーズを買いましたが、わたしのようなワインビギナーには、「オヴァチュア」のシャンパングラスでもよかったかもしれません。
「ワイン」と「オヴァチュア」シリーズのリムを比べてみると

わたしが愛用している、スタンダード・ラインの「ワイン」シリーズと、カジュアル・ラインの「オヴァチュア」のリムを比較してみると、薄さは謙遜ないように思います。
しかし、作りは「ワイン」シリーズの方がまちがいなく高級感があります。
軽く指先でボウル(ワインを入れる部分)を打つと、「ワイン」は『コーン』と高音が出るのに対し、「オヴァチュア」は低い音が出ます。
『RIEDEL・リーデル』のワイングラスを使うと美味しくなる秘訣

リム(飲み口)が薄い

まず、わたしが1番に驚いたのは、リム(飲み口)の薄さです。
上の写真からは少し分かりづらいですが、カジュアルラインの「オヴァチュア」ですら、この薄さです。
ワインを飲むには、リムの薄さがとっても重要で、「ワインをグラスから口に運ぶ際、まろやかにしてくれます。ワイン通でないわたしでも、その違いははっきりとわかります。」
この薄さに慣れてしまうと、レストランで飲むワイングラスのリムが厚いと、少し違和感を感じてしまうほどです。
繊細な作りだからこそ、緊張感も醍醐味の一つ

『RIEDEL・リーデル』ワイングラスは、とっても繊細な作りとなっています。
注意しないと簡単に割れてしまいます。しかし、この繊細さがあるからこそワインを美味しく感じることができると思うのです。
デュラレックスのグラスで、カジュアルにワインを飲むのも正直美味しいです。
ですが、少し緊張感を持ちながら、背筋を伸ばしワインをかたむける時間がとっても優雅で、非日常を感じることができます。
以前、ハリオのティーポットでもお伝えしましたが、わたしは日常の中で少しだけ非日常を味わうことがリラックス法でもあります。かわいい!ハリオのティーポット『茶茶急須 丸』を購入しました【レビュー】
もし、特別な時間をご自宅で味わいたいと感じておられたら、ぜひチャレンジしていただきたいと思います。
『飲みかけのワイン』を美味しく保つおすすめの道具

わたしはワインを1本開けても、飲み切るのに1週間以上かかることが多いです。コルクで栓をしていたときもあったのですが、酸化が気になっていました。
その時の、お助けアイテムがワインストッパーの「VACUVIN(バキュバン)」です。
ボトル内の空気を吸い出し、酸化を防いでくれる、ワインストッパーです。

写真左がポンプ、写真右がストッパーです。
飲みかけのワインに、ストッパーをのせ、その上からポンプで上下に動かし空気を抜きます。

空気を抜き終わると「カコン」という音がなります。ポンプを外すと、ストッパーでしっかりと密封されます。
密封されたストッパーを取る時は、このように指で横に動かすと、空気が入り密封状態が解除されます。

85%密封されるそうで、1週間以上たっても、酸化が気にならなくなり、飲みかけのワインを無駄にすることがなくなりました。
残念ながら、こちらは「シャンパンやスパークリングワイン」などの、発泡性のある飲み物には使用できませんが、日本酒やジュースなどにも使用できます。
さいごに:お手頃ワインも美味しさ倍増!『RIEDEL・リーデル』のワイングラスがおすすめ
今回は、オーストリアの老舗『RIEDEL・リーデル』のワイングラスについてご紹介しました。
日本でOLをしていた時に、ワイン通の上司と会社のみんなで食事をしていた時のこと。上司は海外駐在歴が長く、旅行好きでもあります。わたしも海外旅行が好きで、よくお話を伺っていました。
「旅行が好きなら、ワインの知識が少しあると、もっと旅行が楽しくなるよ。行く先々で地元の料理とワインをいただくことで、その土地の風土や歴史もわかるしね。」
とおっしゃり、おすすめのシャンパンを、みんなにごちそうしてくれました。
それからビール派だったわたしは、ワインを少しずつ飲むようになりました。ブドウの品種ごとに試してみて、それがどんな味なのか確認するようにしていきました。
ワインは奥深いので、一度しっかり勉強したいなと思っているのですが、それはもう少し子どもたちが大きくなってからのお楽しみにしようと考えています。

それまでは、『RIEDEL・リーデル』のカジュアル・ラインのワイングラスを使って、お家でお手頃ワインを楽しもうと思っています。
美味しいお手頃ワインを見つけた時は、とてもうれしくなりますし、日々の小さな幸せによろこびを感じる生活も気に入っています。

上の写真のワインは、先日コストコで購入した、とっても美味しいお手頃ワインです。→クリスマス前のコストコ・アメリカでお買い物!購入品もご紹介【後編】
ワインビギナーの方や、「お手頃ワイン・家飲み派」の方にこそ、『RIEDEL・リーデル』のワイングラスを使っていただいて、ワンランクアップした美味しいワインを楽しんでいただきたいなと思います。
さいごまでお読みいただきありがとうございました。
◆ブログランキングに参加しています。もしこちらの記事を気に入っていただけましたら、下のボタンをクリックしてくださると、励みになります。