みなさん、パイナップルはお好きですか?
わたしは大好きです。暑くなるとむしょうに食べたくなり、1~2週間に1回は買って冷たくしていただきます。
今回、アメリカの自然派スーパーマーケット『ホールフーズ』に立ち寄ったら、めずらしく『オーガニックのパイナップル』がありました。たまたまセールで状態もよかったこともあり購入してみました。
パイナップルを選ぶ際に夫と、『パイナップルは追熟するのか、しないのか』話合いになりました。
夫: 追熟する派
わたし: 追熟しない派
夫の主張は、「南国のフルーツだから追熟するはず、マンゴーもバナナもパパイヤも追熟するよ。」とのこと。
わたしも夫の意見に同感だったのですが、以前少し青みを帯びたパイナップルを買ったときのことです。
追熟させようと数日おいたてみたのですが、色が変化せず熟すことはありませんでした。
それはもうすでに古くなっていて、酸味の抜けた味気のないものになってしまいました。そのことがあったので追熟しないんじゃないかなぁと思ったんです。
せっかくなので調べてみることにしました。
あわせて美味しいパイナップルの選び方や切り方もお伝えしていきます。
目次
パイナップルは追熟するの?「追熟する果物」と「しない果物」
結論からいきます。『パイナップルは追熟しません。』
以外でしたね~。夫、ざんねんでした。バナナ・マンゴー・パパイヤは追熟する果物です。
しかし同じ南国の果物であるパイナップルは追熟しないんです。
では【追熟する・しない】果物を見てみましょう。
【追熟する果物】
メロン、洋なし、柿、バナナ、マンゴー、パパイヤ、キウイフルーツ、アボカド
追熟の仕方は、常温で保管します。「熟してもすぐに食べないときは冷蔵庫」にいれておきます。食べごろのバナナやりんごと一緒に袋に入れておくと、早く追熟しますよ。
【追熟しない果物】
パイナップル、スイカ、なし、ぶどう、りんご、いちご、ブルーベリー、ラズベリー
ちなみに追熟する果物で、未熟なまま収穫し追熟させたものより、木でしっかり熟成させたものの方が甘くて美味しいそうです。
たしかにハワイで住んでいたときに、知人の家でとれた「木で熟した採れたてのマンゴー」をいただいたことがあります。切っている時に果汁がしたたり落ちるほどジュージーで美味しかったです。
ハワイといえばパイナップル!わたしのおすすめは「ハワイアン・クラウン社」の『“Sweet Gold(スウィートゴールド)” Premium Pineapple』です。
甘みがとっても強く今まで食べた中で一番美味しいパイナップルです。
「ワイキキのお店」か「KCCファーマーズマーケット」、もしくはスーパーマーケットで売られているので、ハワイにご旅行の際はぜひ試してみてくださいね。
【Hawaiian Crown Plantation(ワイキキのお店)】
159 Kaʻiulani Ave #105, Honolulu, HI 96815
美味しい完熟パイナップルの見分け方【4つのポイント】
パイナップルは追熟しないことがわかりました。
店頭でパイナップルを選ぶときは、完熟していて美味しいそうなものを選ばないといけません。
では実際に選ぶ「4つのポイント」を見ていきましょう。
①乾燥してシワになっていないか
はじめにすることは、「乾燥していないか」確認することです。
乾燥していると「すでに古くなっている可能性」があるからです。「網目の部分がシワ」になっていたり、「クラウン(葉)がしおれている」と古くなってきています。
②オレンジ色もしくは黄色がかった緑色のもの
「オレンジ色のもの」が間違いなく甘い可能性が高いです。
しかしなかなかキレイなオレンジ色のものってないですよね。でも大丈夫です。「黄色がかった緑色のもの」でも甘さと酸っぱさのバランスが良いものもけっこうあります。
緑色のものは、「酸っぱいばかりで甘くない」可能性が大です。
③ふっくらして重みがあるか
「ふっくらしていて、ずっしりと重たいもの」は実がしまっている証拠です。
よくわからない場合は、「店頭でいくつか持ち比べ」してみてください。ずっしりと重たいものがわかりますよ。「軽いものは中身がスカスカな可能性」が高いです。
④甘酸っぱい香りがするか
パイナップルをもって「下部の匂い」をかいでみてください。
「甘い香りの中に酸っぱさがある匂いのもの」は、酸味と甘味のバランスが良く美味しいです。
匂いがないものは、収穫が早すぎて完熟していないので酸っぱいです。下部が腐っていたり、香りがよくないものは古いです。
パイナップルの基本的な切り方【6つのステップ】
完熟のパイナップルを買ってきたら、さっそく切ってみましょう。わたしがいつもしている簡単なパイナップルの切り方をお教えします。
パイナップルを切るときは「よく切れる包丁」を使ってくださいね。わたしは「グローバルナイフ」を使っています。切れ味が抜群に良くておすすめです。
それでは実際にカットしていきましょう。
パイナップルは大きくて硬いので、切るときはケガをしないよう慎重にお願いいたします。
①クラウン(葉の部分)を取る

パイナップルはトゲがあるので、軍手をはめるか実の部分にタオルを当て、クラウン(葉の部分)をしっかり持って力いっぱいもぎ取ります。
※もぎ取ったクラウンを土に埋めると、パイナップルを栽培して育てることができるみたいですよ。
②上と下の部分を切る
クラウンをもぎ取った実の部分の上と下の部分を切る。ここが一番硬いので少しずつ作業してください。

断面図はこのような感じです。

③皮をそぐように切る
写真のように上下部分を切ったパイナップルを立てにおいて、皮の部分をそぐように切っていきます。あまり力をいれなくても、スルスルと切れていきます。
表面の茶色い斑点が気になる場合は切り取ってくださいね。

④6等分か8等分に切り分ける
皮をそぎ切ったパイナップルを、大きさにあわせて縦に6等分か8等分に切り分けます。
わたしのパイナップルは大きかったので8等分にしました。

⑤中心の硬い部分を切る
パイナップルの中心部分はかたいので、切り分けたパイナップルの1片ずつとり、中心から1センチほどを切る。

⑥一口サイズにカットする
中心部をとったパイナップルを食べやすい、ひと口大の大きさに切り分けます。

これで完成です。

食べる分以外は冷蔵庫で保管してくださいね。
暑い日に冷凍に入れて凍らせて食べると、最高に美味しいです。
オーガニックパイナップルのお味は?

購入したオーガニックパイナップルは『SUPER SWEET』と書いてるだけあってとっても甘かったです。
色味は緑がかっていましたし、クラウンがしおれていたので、どうかなぁと思ったのですが香りがよかったので思い切って買ってみましたが、甘くて買ってよかったです。ちなみにお値段は2.99ドルでした。
オーガニックパイナップルは『ホールフーズ』でいつでもあるわけではないので、見かけたらぜひ食べてみてくださいね。
日本では沖縄県・石垣島の『やえやまファーム』が日本唯一の有機JAS認定『有機パイナップル』を生産しています。日本に夏帰ったときは、ぜひ試してみたいです。
まとめ【パイナップルは追熟するの?】見分け方切り方のポイント
今回のおさらいです。
パイナップルは追熟しません。買う時には完熟しているものを選びます。
■美味しい完熟パイナップルを選ぶ【ポイントは4つ】
①乾燥してシワになっていないか
②オレンジ色もしくは黄色がかった緑色のもの
③ふっくらして重みがあるか
④甘酸っぱいが香りがするか
■パイナップルの基本的な切り方【6つのステップ】
①クラウン(葉の部分)を取る
②上と下の部分を切る
③皮をそぐように切る
④6等分か8等分に切り分ける
⑤中心の硬い部分を切る
⑥一口サイズにカットする
これからパイナップルの美味しい季節がはじまります。パイナップル選びと切り方をマスターして美味しく召し上がってくださいね。
さいごまでお読みいただきありがとうございました。
ブログランキングに参加しています