引越しを機に『ゆるミニマリスト』になって3年目になります。
以前にゆるミニマリストになったきっかけをお伝えしました。
65平米のアパートに家族4人で住んでいますが、とても居心地がいいです。狭いとも感じません。
「家事が苦手・面倒くさがり」なわたしにとって、『ゆるミニマリスト』生活は合っていると思います。
今小さな子どもたちに手がかかりますが、『ゆるミニマリスト』になって家事のムダを省くことができるようになったので、なんとかこなせています。
『ミニマリスト』でなくなぜ『ゆるミニマリスト』なのかと言いますと、こちらで理由をお伝えしています。
今回『ゆるミニマリスト』として2年間過ごしてみて、「変わったこと・メリット・デメリット」をお話しいてきます。
「ミニマリストに興味がある・試してみたい」とお考えの方の参考になれば幸いです。
『ゆるミニマリスト』生活を2年続けて変わったこと
引っ越してきた時は、必要最低限のモノしかありませんでしたが、生活していくうちにだんだんと増えていきました。
モノが増えた!まさかのリバウンド!?
ちょっとリバウンドしたかもしれません。しかし以前のような散らかった部屋でなく、ちゃんと収納に収まる範囲です。
この2年実験的に過ごしてきた中で、我が家にとって『いるモノ・いらないモノ』がはっきりしてきました。近いうちに大々的に処分しようと計画中です。
そして処分した後に、前からほしいと思っていた、新しいモノを購入しようと考えています。今から楽しみでワクワクしています。
以前は片付けることが苦痛でしかなかったのに、大きな心境の変化です。
ソファを購入した(IKEAのソファベッド『フロッテボー』)
今のアパートに引越した当初のリビングには、ソファを置いていませんでした。
引っ越して1年たった頃、日本から姉が遊びにくるタイミングでIKEAのソファベッド『フロッテボー』を購入しました。
こちらのソファベッドおすすめです。
・重たいストッパー付きのクッションが3つ付いてきて、好きなようにソファをアレンジできる
・ベッドの機能もばっちりでとても寝心地がよい
・布団も収納できる
多くのミニマリストさんは逆に「ソファを手放すパターン」が多いですが、我が家は買ってよかったです。
家族みんなソファが大好きで、ゴロゴロしたり、仕事したり・本読んだり、ゲームしたり、遊んだり。わたしが座っていると、いつの間にか2人の子どもたちが寄ってきます。家族の「癒やしスペース」です。
『ゆるミニマリスト』になった【メリット6つ・デメリット3つ】
『ゆるミニマリスト』生活を2年続けてみて感じた、「メリット・デメリット」をお伝えします。
メリット①: 掃除がしやすい
掃除の妨げになっているモノが少ないので掃除がしやすい。キッチン周りのモノに飛び散ったら掃除が大変なので、揚げ物とかするのが嫌だったんです。
今は油がとんでもモノがないので、「すぐ拭けばいいや~」とけっこう気楽になりました。
「汚れてもすぐに掃除しやすい環境」を作れたことが、最大のメリットだと思います。
メリット②: 出かける準備がすぐできる
モノが少ないので迷う時間がなく、朝わたし一人での外出だったら30分あれば十分に用意できます。
持っていく「お茶やコーヒー」も準備できますし、忘れ物も少なくなりました。以前は、服・コスメ・持ち物どれにしようか、迷ってしまって1時間はかかっていました。
いつもは子ども2人分の準備がありますし、思うように動いてはくれないので、「外出前のドタバタ」がストレスでした。
今は準備でモノを選ぶのに時間や頭を使わなくていいぶん、子どもに集中できるので「イライラ度」が減りました。
メリット③: 時間が増える
「掃除をする時間」、「片付ける時間」、「モノを選ぶ時間」、「家の中での移動の時間」、家事が苦手なわたしにとってストレスフルな時間でした。
そのネガティブな時間が、すべて短縮されました。その「小さな時間を積み重ねると、必然的に時間」が増えます。
時間が増えると余裕がでて、「日々の生活に追われて一日が終わる感」が少ない。自分の好きなことをする時間ができます。
ネガティブな時間を減らし、自分自身をポジティブにする時間をつくれたことが最大のメリットでした。
メリット④: 住む家の選択肢が広がる
モノが少なくなったことにより、「小さな家」に住めるようになります。
家賃を節約することや、「家賃の高かった憧れのエリア」、「駅チカ」などにも住めるようになります。
『ゆるミニマリスト』になったことで念願だった、「バスの停が近い」、「歩いていける距離にお店がたくさんある」場所に引っ越すことができました。
『ゆるミニマリスト』でなければ、完全に予算オーバーの物件です。
わたしは定期的に不動産情報をウェブサイトでチェックしています。「この家に住んだら、どんな生活になるだろう」と想像したり、これがけっこう楽しいんですよ。
今の物件もチェックしていたからこそ出会えました。まだ引っ越す予定でなくても、気になった物件にはアポイントをとって見に行きます。
実際にたくさんの物件を見に行くことによって「エリアの雰囲気・間取り・価格帯」等の感覚がつかめてきます。
住むところははとっても大事です。「生活費の大半をお家」に払いますし、くつろげる家があるからこそ生活のクオリティも上がりますしね。
メリット⑤: ムダな買い物をしなくなる、節約になる
『ゆるミニマリスト』になり【3つのこと】を省くことができるようになりました。
①家をダウンサイズすることにより「家賃が減る・水道光熱費が安く」なる
②モノが少ない分、何が必要かすぐにわかり、重複して買うことがない。
③食料品を余分に買いすぎて腐らせたり、賞味期限切れで捨ててしまったり、食材をムダにすることが少なくなった
高いものを買うときはもちろんですが、安いものを買うときも、これは本当に必要なのかよく考えます。それを毎回することで自然とムダ遣いが減ります。
はじめは時間がかかりますが、続けることで「自分になにが必要なのか」わかるようになりますし、「思考力がスピードアップ」します。
日常なにげなく使っていたモノも、「これは本当に必要なのか?」「他社で同じような素材で安いものはないか?」考えるようにしています。
モノが増えてほしくない
↓
買い物を慎重にするようになる
↓
本当に必要なモノしか買わなくなる
このパターンを継続すると、節約できますし、厳選されたお気に入りのモノに囲まれて生活することができます。
メリット⑥: ストレスが減る・余白の大切さを知る・身軽になる
お伝えしましたように、『ゆるミニマリスト』になり以下の3つのことが減り、自分の時間が増えました。
・家事をする時間が減った↓
・迷う時間が減った↓
・ムダ遣いが減った↓
それからモノが少なくなったことにより、家の中に余白部分ができたことで、「視界的なストレスが減り」ました。
これけっこう大きいです。ごちゃごちゃした部屋で1日中過ごすより、スッキリした部屋で過ごすほうが日々気持ちよく暮らせます。
モノを減らすことで、ストレスが減り、身軽になりました。以前は日々生活するのにいっぱいいっぱいでしたが、身軽になることで行動力が上がり、「これからの人生どう生きたいか考える余裕」ができました。
デメリット①: ショッピングに行くのが楽しみでなくなった
食料品を買いに行くのは楽しいのですが、それ以外のモノを買いに行くのは面倒に感じるようになりました。
以前は用もなく服やコスメや雑貨などショッピングする時間が癒やしでした。しかし今は、モノをあまり増やしたくないので買うものを吟味しています。
そのため、以下の理由でショッピングが楽しみでなくなりました。
ふらっと訪れたお店でモノを買おうとすると、吟味するあまり時間がかかってしまうのです。
行く店、行く店で吟味するので、脳が疲れてしまう。
↓
疲れて、本当に必要かどうかの判断ができなくなる。
↓
ショッピングに行きたくなくなる
ですので最近は欲しいものがあれば、インターネットで製品についてに調べ、「現物を確認したいモノ」があれば、お店に見に行って買うようにしています。
インターネット検索だと、疲れたらやめればいいですしね。空いた時間に集中して見るほうが効率的です。
アメリカではほとんどのお店が返品可能なので、お店にはいかずインターネットで注文して、もし気に入らなかったら返品しています。
昔は旅行に行っても買い物メインだったのに、今では「モノより想い出派」になりました。変わるものですね。
デメリット②: 大勢の来客に対応できない
5~6人くらいまでの来客には対応できますが、親戚一同をもてなすような大掛かりな対応は難しいです。
でも大きなイベントをすることはあまりないと思うので、もしするとしたら、アパートにあるパーティールームやレストランを貸し切ってするしかないですね。
今は夫の家族の近くに住んでいますが、よく親戚が集まってパーティをします。クリスマスや感謝祭などのビッグイベントだけでなく、誕生日・母の日・父の日など親戚一同で20人以上集まることもあります。
いつもは一軒家に住んでいる夫の実家や兄弟の家で集まります。アメリカの郊外にあるお家は大きいので20人集まっても大丈夫なのです。アメリカ人はパーティが好きなので、一軒家に住んでいるほとんどの家庭は20人もてなせる食器もストックしてあるんですよ。
デメリット③: モノが少なくて可愛そうに思われる
あえて少ないモノで暮らしているにもかかわらず、「お金がなくてモノが買えない人」だと思われている。とくに親から。笑
ちゃんと説明しているのですが、モノが少ないのが不憫に感じるか、「必要なものはないか」いつも尋ねられます。
今でこそ100円ショップがたくさんあり、「安価でいつでも素敵なモノが買える時代」になりましたが、親世代はモノが買えない時代でした。
わたしが幼いころも食べるものがないほど乏しくはなかったですが、質素でした。「質素な暮らしを美」と感じることは少なく、長い間「たくさんモノがあることが幸せ」と感じていました。
今『ミニマリスト』は誰もが知っている言葉ですが、「身近に実践している人は少ない」のが現実なんだと思います。
だから「可愛そうだ」と思われても仕方がないかもしれません。こういった場合は毎回丁寧に説明しています。そうすると少しずつ周りも理解してくれるようになりました。
まとめ:ゆるミニマリスト生活3年目【メリット・デメリット・感じたこと】
「家事が苦手・面倒くさがり」のわたしにとって、ゆるミニマリスト2年続けてよかったなぁと思うことは3つ。
「家事をする時間が減る」
「自分の時間が増える」
「ストレスが減る」
このことによる生活満足度は大きいです。
それからみなさんご存知で、今は世界中で読まれている本、「近藤麻理恵(こんまり)さんの『人生がときめく片づけの魔法』」は定番ですがおすすめです。わたしが『ゆるミニマリスト』生活をはじめるきっかけとなり、動機付けをしてくれた本です。
「よく捨ててしまって困ったことは?」と聞かれることが多いですが、「捨てなきゃよかったなぁ」と感じたことが思い浮かばないので、とくにありません。なくても「まぁいいや」と思うことが多いです。
『ゆるミニマリスト生活』ほんとに快適です。これからも磨きあげていきます。
さいごまでお読みいただきありがとうございました。
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