今回は、4回に渡ってご紹介しました「社会人になってからのハワイ短期留学」の総括編をお伝えしていきます。
前回お伝えしました内容はこちら↓
ハワイ短期語学留学を終え、感じたことや、費用等についても、お話していきたいと思います。
・ハワイ語学留学を考えている
・ハワイ留学にかかった費用を知りたい
・ハワイ留学経験者の体験談を聞きたい
と考えていらっしゃる方の、ご参考になりましたら幸いです。
目次
コンドミニアム暮らしは最高だった
コンドミニアム暮らしは、本当に最高でした。わたしはずっと実家住まいで、一人暮らしをしたことがありませんでした。→ゆるミニマリストになった理由【片付けられない歴約30年の過去編】
今でも、コンドミニアムに着いた日のことを鮮明に覚えています。
一人暮らしには十分すぎる空間に、ラナイ(ベランダ)からは、ワイキキの街並み、そして海が見えます。「この空間に2ヶ月も住めるなんて、なんて幸せなんだろう」と思いました。
一人暮らしは寂しくない?
最初のころは友人がいなかったのですが、この環境だったからこそ、まったく寂しいと思う気持ちがありませんでした。
あえて言うならば、この一人の時間を大切にしたいと思いました。
たくさん本を読み、毎回の食事を丁寧に作り、時間をかけてゆっくり食べる。ラナイから夕焼けを眺めながら、今後のことを考えました。
時間に追われることなく、自分のやりたいことだけをする。最高の空間で自由な時間があるということが、「これ以上に贅沢なことはない」と思ったのです。
もちろん、友人を家に招いて一緒に過ごした時間も、かけがえのないものです。今まで実家住まいでしたから、「自分だけの空間に、友人を招くことが、こんなにも楽しいんだ」ってことも知りました。
ハワイ短期留学について
留学する前のわたしは、英語を勉強したいと思うものの、「何から勉強したらいいかわからない状態」でした。
そして英語の勉強をしても、「話す機会」が少なかったので、自分がどれだけ成長したのかわかりませんでしたし、一人だったので楽しくありませんでした。
留学でたくさんお金はかかりましたが、留学に行ってよかったと思ったことは、
- 語学学校に行って、先生にきちんと教えてもらったこと
- クラスメートががいること
- 24時間英語に触れる機会を作れたこと
が、最大のメリットだと思います。
ハワイは日本人が多いから留学に向かない?
「ハワイは日本人が多いから、日本人だけで集まり英語を話す機会を逃してしまい、上達しない。」と他の留学経験者がおっしゃっているのを、聞いたことがあります。
わたしの場合ですが、日本人の友人が多かったです。ハワイに着いた当初は、初心者レベルだったので、まだまだ英語の壁が高く、自身がありませんでした。
しかし、日本人の友人の行動力や、切磋琢磨しているようすに、モチベーションが上がったことはたしかです。
そして「日本人以外の友人」も一緒に行動していたので、英語を話せる環境はたくさんありました。
日本人がいても、いなくても、自分自身がどのように過ごすかによって、変わってくるかなと思います。
たしかに上級者レベルを目指すなら、この環境は生ぬるく感じるかもしれませんね。わたしのように初心者レベルで、楽しむことがモチベーションになる人や、ハワイが好きな人にはとってもいい環境だと思います。
アクティビティを楽しみながら、英語を勉強できる
それから、ハワイは自然が目の前で、ビーチやハイキングなどのアクティビティが豊富にあります。
学校で勉強したことを、アクティビティを通じて実践することが、英語を話すとても良い練習になったと思います。
とくにわたしと同じように初心者レベルの方は、「英語だったらなんて表現するんだろう?」「これは英語で〇〇というんだな」といろんな体験をしつつ、インプットして、それを口に出して、アウトプットしていくことが大事だと感じました。
そして何よりアクティビティをしながらなので、「楽しいことが一番のモチベーション」になりました。
人との出会いが、人生観を変えてくれた
ハワイ留学中に出会った人たちとは、濃い時間を過ごしました。国も年齢も職業も違う人との出会いがとても貴重な体験でした。
わたしは社会人になり、色々経験したと思いこんでいたけれど、小さな世界の中で生きてきたのだと気付かされました。
バックグラウンドがまったく違う人達との出会いは刺激的で、「お互いの文化の違いを共有し合うことや、過去にどんなことをしてきたのか、ここに来た経緯を知ること」がとても興味深かったです。
たとえば、クラスメイトは「わたしと同じ会社勤めの人、学生、ショップの店員、エステティシャン、歯科衛生士、モデル、自営業、早期リタイヤした人等。」
「会社をやめてきた人、仕事を調整して来た人、リタイヤして自由な時間を過ごしている人。」
とくに会社を辞めたり、仕事を調整して、留学に来た友人とは、どこか似たような想いがあり、ハワイにやってきたのですぐに打ち解けました。
そしてセミリタイヤや早期リタイヤしている友人は、とてもうらやましく、「そんな生き方ができるんだ」と新しい世界を知ることができ、とても勉強になりました。
『人との出会い』が、留学の醍醐味であると、わたしは思っています。
英語力は?
前回にお伝えしましたが、わたしはスピーキング力がとても弱く、一番下のクラスから開始しました。
職場ではフレーズを覚えていたので、なんとか担当者につなぐまでの英語は使えていました。しかしそれ以外の会話は難しかったのです。
文法やリーディングの初級レベルは勉強していたこともあり、難しく感じませんでしたが、とにかく言葉に出すことが難しかったことを覚えています。
やはりスピーキングができないと、会話できませんから、毎日汗をかきながら練習しました。
あまり英語に触れない生活から、毎日4時間も英語に漬けになり、最初のうちは英語を聞くのが嫌だと思うことも正直ありました。
しかし、その時期を乗り越えると、耳が英語に慣れてきます。そして、自分のいいたいことを表現できるようになってくると、会話することが楽しくなってきました。
壁を乗り越え、英語が楽しく感じたのは学校が始まって1ヶ月たったころ。学校を延長することを決めるのに、迷いはありませんでした。
3ヶ月後、日常英会話を「なんとか聞ける・話せるレベル」になった
そして3ヶ月の留学期間が終わり、初心者だったわたしは、「スムーズではありませんが、日常英会話をなんとか話せるレベル」になりました。
リスニング力も上がり、最初の頃は「何を言っているか」ほとんどわかりませんでしたが、「相手が話していることを、表情を読みながら理解できる」ようになりました。
3ヶ月でやっと、「リスニング、リーディング、ライディング、スピーキングのバランス」が良くなり、このとき英語のスタートラインに立った感じがしました。
もっと勉強したい気持ちが強く、後ろ髪を引かれる想いで、日本に帰ったことは言うまでもありません。
ハワイ短期留学にかかった費用
およそ110万円です。
10年以上前のことで、正確な金額は覚えていませんが、わたしが覚えている限りでお答えします。
当時は円高で、1ドル80円台でした。(※2019年現在で1ドル約110円)
そしてハワイブームが来る前だったので、語学学校やコンドミニアムのキャンペーン価格を利用できたこと。昨今のハワイの物価上昇や円安の今を考えると、とてもおトクに留学できたと思います。
※外貨手数料を含み1ドル90円で計算します。
■語学学校3ヶ月分(入学登録料・教科書込・税金込・キャンペーン割引)
約$2200(198,000円)
■コンドミニアム 9週間分(ホテル税込・清掃費込・キャンペーン価格)
約$3500(315,000円)
■シェアハウス 3週間分(税金・清掃費込)
約$700(6,3000円)
■航空券(3ヶ月のオープンチケット)
120,000円
■海外旅行保険 3ヶ月分
40,000円
■生活費・娯楽費 3ヶ月分
約$4000(360,000円)
■合計 1,096,000円
もし現在、「わたしと同じような方法で、短期語学留学したい」とお考えだと、約200万円は必要になると思います。
まとめ:
【今回のまとめ】
・コンドミニアム暮らしは最高だった
・ハワイ留学は、日本人が多いが、自分次第で英語を上達することができる
・ハワイは、自然のアクティビティを楽しみながら英語を学べる場所
・人との出会いが、人生観を変えてくれた
・留学3ヶ月で初心者レベルから、日常英会話を「なんとか聞ける・話せるレベル」になった
・今回のハワイ留学にかかった費用は、合計で約110万円
本当に贅沢な時間でした。ワイキキの一等地で念願の一人暮らしをし、語学学校も通うことができました。
海の透明さに感動し、子供の頃に戻ったように泳ぎました。日本でOLだった時は、日焼けしないように気をつけていましたが、ハワイでいるうちに、どうでもよくなってしまいました。笑
ハイキングにもいきましたし、友人と朝まで語り合ったりすることもありました。
そして、色んな職業、国籍のちがう人たちと友人になり、「こんな生き方もありなんだ!」と気付かされ、人生観が180度変わりました。
今回のハワイ留学で、会社をやめて、コツコツと貯めたお金をドーンと3ヶ月で使いました。なかなか出来ることではありませんよね。
もし会社をやめるのは不安だけど、「留学してみたい、ハワイに住むように旅したい、今の自分をかえたい」とお考えの方は、会社に説明して出来る限りの長期休暇を取り、短期間だけでも体験してもらいたいなと思います。
このハワイの経験がなかったら、今わたしは、アメリカに住んでいなかったかもしれません。→「ほどよい暮らしのはじめかた。」筆者のプロフィール
いかがでしたでしょうか?
わたしのハワイ短期留学の体験談が、お役に立ちましたら幸いです。
さいごまでお読みいただきありがとうございました。
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