先日、シアトルにある『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』1号店へ行ってきました。
『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』は名のとおり「アマゾン・ドット・コム」がオープンした、コンビニエンスストアです。
「レジ精算がない」「買い物カゴがない」ことが特徴で、別名「無人コンビニ」とも言われています。
とっても興味深い体験でしたので、今回はみなさんに、シェアさせていただきたいと思います。
今回ご紹介するのは前編、『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』について、「ワシントン州シアトルにある、アマゾン本社」についてもお伝えしていきます。
目次
Amazon Go(アマゾンゴー)とは?
『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』は、 カメラやセンサー、AI(人工知能)等、アマゾンの最新技術を存分に使用した、「超ハイテクノロジーなコンビニエンスストア」です。
2016年12月にアマゾンの従業員用にオープンし、2018年1月に一般公開されました。
別名「無人コンビニ」と言われていますが、正確に言うと無人ではありません。補充したり、カスタマーのヘルプをしたり、わたしが訪れたときは、3人ほどスタッフがいらっしゃいました。
「オープンして時間が経ったことや、シアトルに店舗が増えたこと、オフィスがクローズしている週末だったこと」もあり、店内は混雑していませんでした。
『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』ではデリに力を入れており、1号店には店内横にキッチンがあり、フレッシュな食事を食べることができます。
取り扱いの商品は、「一般のお店で売られているもの、ローカルの有名店のもの、ホールフーズやアマゾン独自の商品」もありました。
自然派の商品が多く、「アップグレードされたコンビニエンスストア」だと感じました。
『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』1号店がある、シアトルの「サウス・レイク・ユニオン」とは?
今回訪れた『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』1号店は、シアトルにある「アマゾン新本社ビルの1階」にあり、ユニオン湖の南側に位置する「サウス・レイク・ユニオン」というエリアにあります。
アマゾンは建物に社名を出していませんが、「サウス・レイク・ユニオン」にある、多くの建物はアマゾンのものです。平日にこの近辺を歩くと、アマゾンのIDを付けた社員さんたちでいっぱいです。
わたしは、シアトル近郊に住んで5年になりますが、この5年でアマゾンのキャンパスがある「サウス・レイク・ユニオン」は、見違えるほど変化しました。
そして今も建設ラッシュで次々と、オフィスビルやアパートメントが建てられています。
『Amazon Go』1号店の隣は、『The Spheres(ザ・スフィアズ)』
『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』1号店の隣には、アマゾン本社の一部である、ガラス張りで球体の建物『The Spheres(ザ・スフィアズ)』があります。
内部は温室になっており、世界中から集められた植物が栽培されています。アマゾンの名のとおり、小さなアマゾンを都会の真ん中に作ったのです。
ちなみに『The Spheres(ザ・スフィアズ)』は、ビル群の中にあり、都会の中のオアシスのような存在で、アマゾン社員のための「ミーティング・スペース」となっています。
くわしくは「シアトル最大の情報サイト JUNGLE CITY.COM」さんの記事をご覧ください。→アマゾンのシアトル本社ツアー&温室『The Spheres』
2019年現在、一般公開もされており、第1・3土曜日に、要予約で見学することができます。→WELCOME TO THE SPHERES
わたしも昨年行ってきました。
建物の中が、熱帯雨林のようで暖かく湿気があります。中に様々な植物で埋め尽くされいます。「水槽や滝、橋、ツリーハウスのようなミーティングスペース等」があり、建物の中でこんなことが出来るなんて、驚きです。
大体1時間ほどで見て回れますので、シアトルにお越しの際は、ぜひ訪れてみてはいかでしょうか。人気の観光スポットで、人数制限がありますので、早めのご予約をおすすめします。
シアトルとアマゾンについて
わたしは、アメリカの北西部に住んでいて、『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』のあるシアトル中心部へは、車で1時間のところに住んでいます。→「ほどよい暮らしのはじめかた。」筆者のプロフィール
日本からシアトルの直行便は、成田、羽田、関空便があり、飛行時間は、日本→シアトルが約9時間、シアトル→日本は約10時間半となっています。
シアトルはアメリカの中都市で、日本人にとって印象の薄い街でしたが、2019年に引退したシアトル・マリナーズのイチロー選手の活躍によって、一躍有名になりました。
しかしシアトルは今、アマゾンをはじめ、マイクロソフト、スターバックス、ボーイング、コストコの本社があり、最も成長している街でもあります。(それにあわせて物価も急上昇中ですが。。。)
その中でも、アマゾンは飛ぶ鳥を落とす勢いです。世界中でアマゾンは次に、どんな事業を始めるのか注目しています。
以前ご紹介した、オリラジ中田さんの「中田敦彦のYouTube大学」でも、アマゾンCEOジェフ・ベゾス氏についての動画があります。→オリラジ中田さんの「中田敦彦のYouTube大学」が面白すぎる!
ちなみに、amazon創業者ジェフ・ベゾスはForbes(フォーブス)の世界長者番付2019年で1位になりました。→Forbes JAPAN ―世界長者番付、ジェフ・ベゾスが2年連続首位 21歳のビリオネアも誕生―
そして、2位はマイクロソフトの創業者ビル・ゲイツです。→Forbes(フォーブス)の世界長者番付2019年
アマゾン、マイクロソフト、2社ともシアトルが本社の企業です。
Amazon Go(アマゾンゴー)の入店方法
それでは、『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』への入店方法について、ご紹介していきます。
『Amazon Go』1号店のロケーション
今回訪れたのは、「アマゾン・ドット・コム」のキャンパス内にある1号店です。
2131 7th Ave, Seattle, WA 98121
【地図】
【営業時間】
月~日曜日, 7AM–9PM
【取り扱い】
Breakfast, Lunch, Dinner, Snacks, Grocery Essentials, Beer, Wine
店舗によって、取り扱いの商品がちがいます。
2019年10月現在、以下の店舗があります。『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』のロケーション
シアトル 5店舗
シカゴ 4店舗
ニューヨーク 3店舗
サンフランシスコ 4店舗
これから、店舗数をどんどん増やしていかれることでしょう。日本にもそのうち上陸しそうですね。
『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』の入店前に準備しておくこと
『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』を利用するにあたり、必要なものは3つ。
- スマートフォン
- 「Amazon.com」のアカウント
- 「Amazon Go」のアプリ
2019年10月現在、現金は使用することができませんが、将来的に使用可能になるかもしれません。
ますはじめに、アマゾンのアカウントを作成し、クレジットカードの設定をしておきます。
そして、『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』のアプリをダウンロードします。
いざ、『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』へ入店します
入店するときは写真上の、駅の改札のようなゲートを通ります。
『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』アプリを開いて、画面下にある「Key」タブをクリックすると、「QRコード」が表示されます。
ゲート(写真上)で、「QRコード」をかざすと扉が開き、入店します。
入り口近くに、スタッフの方がいらっしゃるので、わからない場合は聞いてみてくださいね。
1つの『Amazon Go』アプリで、複数人(家族や友人)と入店することも可能です。その際は、お連れの方の購入品も含めて、一緒に精算されます。
その際は、『Amazon Go』の『アプリを持っていない人』を優先して、1人ずつ「QRコード」をかざして入店させます。
そして、最後に『Amazon Go』の『アプリを持ってる人』が、入店します。
入店し、棚に陳列されている商品を手に取ると、課金される仕組みになっています。
商品を元に戻すと、課金されなくなります。
何度も、手にとったり戻したりしましたが、ちゃんと購入分だけ課金されていたので、ご安心ください。
しかし、『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』にはルールがあり、他の人に商品を手渡すことは禁止されています。
そして、商品を持ったまま、入店したときと反対側のゲートを通ると、買い物が終了します。
「えっ、このまま出ていいの?」と思いますが、出ていいんです。
わたしはなんだか、レジでお金を支払わない行動に慣れず「本当に大丈夫かなぁ?」とやけにソワソワしながら、お店を後にしました。笑
約10分後に、「Amazon Go」アプリに電子レシートが届きます。
実際に、受信した電子レシートです↓
内容を確認すると、すべてピッタリ合っていましたよ。支払いはアマゾンに登録してあるクレジットカードに請求がきます。滞在時間も表示されています。
ショッピングバッグは、持参もしくは、店内で購入可能
「買い物カゴがない」ので、「手で持つ、ご自分のバッグの中、エコバッグを持参する」もしくは、店内で販売されている「紙バッグ(15セント)、写真上のアマゾン・ゴーロゴのエコバッグ(99セント)」を利用します。
入店時に、「バッグはどうするか」アプリ上で表示されるので、必要枚数をクリックします。
ちなみにアマゾン・ゴーのエコバッグ、お土産にもいいですね。
さいごに:『Amazon Go』とは?シアトルの1号店へ行ってきました【前編・レジ無しコンビニ】
いかがでしたでしょうか?
『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』は2018年のオープン時に、世界中で話題になり、ぜひ行ってみたいと思っていました。
実際に行ってみると、ハイテクなコンビニと言うことで、入店時はちょっとドキドキしました。
ヘルシーな食事や、ローカルの商品もたくさんあり、シアトル在住の方だけでなく、観光で来られた方にも、楽しめるスポットとなっています。
次回は、店内の様子や、実際購入した商品をご紹介します。→『Amazon Go』シアトル1号店の店内の様子、買ったもの【後編】
さいごまでお読みいただきありがとうございました。
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