前回に引き続き、シアトルにある『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』1号店について、ご紹介していきます。
前回は「『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』とは何か?」「シアトルとアマゾン」「入店方法」についてご紹介しました。→『Amazon Go』とは?シアトルの1号店へ行ってきました【前編・レジ無しコンビニ】
今回は、『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』1号店の、「店内の様子」「実際に購入したもの」「感じたこと」についてお伝えしていきます。
目次
『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』1号店の店内の様子
それでは、実際に『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』1号店の店内に入っていきましょう!
こちらのゲートで、「Amazon Go」のアプリより表示した「QRコード」をかざし、入店します。
「QRコード」をかざすと、扉が開きます。
入店すると、「Amazon Go」のアプリ上に、「ショッピングバッグ」の表示がされるので、必要であれば枚数分クリックします。
「紙($0.15)」か「エコバッグ($0.99)」があるので、今回はエコバッグをクリックしました。
『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』1号店・店内(デリ・サンドウイッチ)
店内に入ると、正面には「サラダ、サンドイッチ、ラップ」などのお惣菜が広がります。
たくさんあるので、どれにしようか迷ってしまいます。どれもヘルシーなものばかりで、アジアンやメキシカン等をフュージョンさせているものが多いです。
そして「肉・魚・豆腐」のチョイスがあり、ベジタリアンにも対応しています。
わたしはペスクタリアンなので、このチョイスはとっても嬉しいです。→【ペスクタリアンになった理由】ベジタリアンとのちがいは?
シアトルは、多様性を重視している街ということもあり、このような配慮が街の至るところであります。
そして「Power Bowl(パワーボール)」というサラダが気になりました。
下に玄米などの雑穀、中間にサラダ、上にタンパク質がのせられた、このボウルを食べると、栄養がまんべんなく取れるというものです。
こちらは、ハワイ料理の「Poke(ポケ)」仕立てのもの。通常はマグロなどの魚介類を使いますが、ビーツと豆腐を使用し、ベジタリアンもOKなものです。
こちらはベトナミーズ・サンドイッチの「Banh Mi(バイン・ミー)」です。
アメリカはベトナム系の人が多いので、ベトナム料理はとてもポピュラーなんです。
「豆腐やチキン」のチョイスがありました。とっても美味しそうです。
こちらはフルサイズですが、ハーフサイズもあります。
写真がありませんが、寿司もありましたよ。
『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』1号店・店内(デザート)
先ほど、ご紹介した「デリ」の右側は、「デザート」エリアです。
チーズケーキやカップケーキ、本格的なスウィーツが味わえます。
こちらは、シアトルで人気のベーカリー「Macrina Bakery(マクリナ・ベーカリー)」のクッキーです。
写真が切れていますが、となりには「Blazing Bagels(ブレジン・ベーグル)」のベーグルもあります。

チョコレートコーナーです。おなじみのHershey’sや、ローカルのオーガニック・チョコレート「Theo Chocolate(ティオ・チョコレート)」もあります。
日本のポッキーもありましたよ。
写真にはありませんが、スナック類もありました。
『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』1号店・店内(飲み物)

店内左側に「飲み物」のエリアがあります。
水、お茶、コーラ等の炭酸系、ヘルシー系の飲み物もあります。

手に取っているものは「Kombucha(コンブチャ)」です。
別名「紅茶キノコ」と言われるもので、お茶を発酵させて作られる飲み物です。微炭酸、発酵独特の酸味が少しあります。色々なフレーバーがあり、アメリカではヘルシー志向の人には、とっても人気があります。
『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』1号店・店内(生鮮食品)

ハムやチーズ、卵などの「生鮮食品」のエリアです。
シアトルの観光名所、「Pike Place Market(パイク・プレイス・マーケット)」にある、「Beecher’s (ビーチャーズ)」のチーズもあります。
写真はありませんが、「生鮮食品」のとなりには、ビールやワインなどの「アルコール類」のエリアがあります。
スタッフが常駐していて、このエリアに入るには、IDを提示する必要があります。
「生鮮食品」「アルコール」エリアの後ろ側は、カットフルーツや半調理されているミールキット等のエリアになります。

こちらがミールキットです。とても美味しそうです。そして、けっこう大きいなと感じました。

ミールキットは、「スーパーマーケットに買い物に行ったり、調理する時間を省きたいけれど、本格的な料理が食べたい人」にとても人気です。食品を無駄なく使えるところも利点です。
観光でいらっしゃっていて、「Airbnb(エアビーアンドビー)」等で、キッチン付きの場所に宿泊されている方は、利用されてみると、楽しいかもしれませんね。
『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』1号店・店内(オリジナルグッズ)

先ほどご紹介した、シアトルのオーガニック・チョコレート「Theo Chocolate(ティオ・チョコレート)」とのコラボチョコや、マグカップ、タンブラーがありました。
『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』1号店で買い物を終えると・・・

買い物が終わったので、ゲートをとおります。入店したときと反対側です。
お店を出るときは、「QRコード」をかざしたりする必要がありません。「Just Walk Out」ただ立ち去るだけです。しかし本当に外に出てもいいのか、ドキドキしながら出ました。笑

こちらの商品3点と、ショッピングバッグを購入しました。
ゲートを出ると、右側に10席ほどあるイートインスペースがあり、「電子レンジ」もありました。
出口のあたりに、使い捨てのカトラリーや、調味料(塩コショウ・マヨネーズ・醤油・タバスコ)等がありました。

この日は、自宅で買った商品を食べる予定だったので、イートインスペースはスルーしました。

お店を出ると、キッチンが見えました。
清潔感がある、素敵なキッチンです。ここでフレッシュなものを作り、店頭に並びます。これが『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』の売りですね。
前回ご紹介しましたが、となりはアマゾン本社の、『The Spheres(ザ・スフィアズ)』です。

ベンチもありますので、お天気の良い日は、買ってきたものをこちらでいただくのもいいですね。
『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』で買ってきたもの

家に帰ってきて、『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』で買ったものを実食していきます。
表示金額は税抜で、「ワシントン州の消費税10%と、シアトル市の甘味飲料サーチャージ10%」が追加で必要です。
※購入金額は、2019年10月現在のものであり、変動する場合があります。
Salmon Sesame Power Bowl(サーモン・セサミ・パワーボール)$8.99

色々迷った結果、和の要素を取り入れた、こちらの「サーモン・セサミ・パワーボール」にしました。

開封してみると、
「タンパク質」に、サーモンと枝豆
「サラダ」に、キャベツの千切り、サラダほうれん草、寿司のガリ
「炭水化物」に、フリカケをまぶした玄米
「ソース」は、ごまソースです。
けっこう量が多くて、お皿に取って、夫と半分ずついただきました。

フレッシュが売りの『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』、サラダがとっても新鮮でした!
「玄米のクランチーさと、ふりかけのごまのプチプチ感、シャキシャキのサラダと、柔らかいサーモン」が、とってもマッチしていました。ガリもいいアクセントです。
そして、何よりも気に入ったのが、「ごまソース」です。
「ごまドレッシング」のイメージがあったので、甘めなのかな?っと思っていたのですが、「甘くないタイプ」です。
この「ごまソース」が美味しくて、食欲をそそります。けっこうボリュームがありますが、飽きずに最後までいただきました。
Beef Steak(ビーフステーキ)$3.99

わたしはペスクタリアンでお肉を食べれませんが、とっても美味しそうだったので、夫用に「ビーフステーキ」を購入しました。

開封してみると、「サイコロステーキ」が7~8個、「ガーリック・ソース」、「サラダほうれん草」が少々入っていました。
「サイコロステーキ」は「フラットアイアン(みすじ)」という部位を使用しています。

「サイコロステーキ」をトースターで少しだけ炙り、いただきました。
夫いわく、とっても美味しいお肉だったそうです。「これで4ドルはお買い得だ」と言っていました。
そして、「ガーリック・ソース」が気に入ったようで、パンに付けたものをわたしに勧めてくれたのですが、ガーリックがしっかりきいていて、めちゃくちゃ美味しかったです。
ガーリックブレッドが好きなわたしには、たまらないお味でした。
しかし、食後にiHerb(アイハーブ)で購入した「TheraBreath」のミントタブレットが必須です。
『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』は、ソース使いがとっても上手なので、他の商品もためしてみたいと思いました。
Kombucha(コンブチャ)アジアンペアー&ジンジャー味 $1.64

『WONDER DRINK』のオーガニック・コンブチャ「アジアンペアー&ジンジャー味」を購入しました。
先ほどご紹介しましたが、コンブチャは発酵飲料で、日本の「昆布茶」とは別物です。酸味と微炭酸が特徴です。

アメリカで色々なフレーバーのコンブチャが売られおり、酸味が強いものが多いです。
こちらの商品はアジアンペアーの甘さとフルーティさ、ほのかなジンジャーフレーバーで、酸味が苦手だけど、コンブチャをためしてみたい方にも、美味しく飲んでいただけると思います。
パワーボウルにコンブチャと、ヘルシーな食事となりました。
『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』1号店に行って感じたこと

「レジで並ばなくてもいい」「お会計しなくてもいい」ことが快適

まずはじめに感じたことは、初めての入店でドキドキしましたが、お会計をレジでしなくていいことは、本当に便利だと思いました。
列に並ばなくていいですし、「商品を持ちながら、お財布をかばんから出す動作がないこと」がとても快適だと感じました。
フレッシュなデリが「高級感があり」美味しい

コンビニ食は添加物が気になりがちですが、隣のキッチンで作られたフレッシュなものを食べれることが、最大の魅力だと感じました。
そして、手の込んだメニューが多く、「レストランに行くのは面倒だけど、ヘルシーで美味しいものを食べたい方」への需要を満たしていると思います。
ローカルの有名な商品を購入できる

「ホールフーズ」などの自然派・大型スーパーマーケットに行かなくても、ローカルで有名な商品を買うことができます。
観光やビジネスでシアトルを訪れた際に、お土産を買う時間がなくても、『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』でサクッと短時間で購入できます。
価格は思ったより良心的

IT関係で働く人は、健康意識が高く、所得も高いこともあり、そのためには出費を惜しみません。
そして「サウス・レイク・ユニオン」の場所を考えると、価格が高いだろうと思っていましたが、品質の良さを考えるとこの金額が、良心的だと感じました。
ニューヨークやサンフランシスコからいらっしゃった方には安く感じ、日本からいらっしゃった方には、すこし高く感じるかもしれません。
冬は、スープなどの「温かい食事」があるとうれしい

『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』を訪れた日が、風が強く寒い日だったので、「スープなどの温かい商品」があるとうれしいなと思いました。
店舗によって、「コーヒー、エスプレッソ」を扱うところもあるので、温かい飲み物はいただけます。1号店は冷たい飲み物のみで、温かい飲み物はありませんでした。
さいごに:『Amazon Go』シアトル1号店の店内の様子、買ったもの【後編】
前回に引き続き、『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』についてお伝えしました。

店内はとても見やすく、デリの品数もたくさんありました。一般のコンビニにくらべると、全体的にヘルシーな印象で、人気商品や定番商品が並んでいる感じがしました。
実際にいただいた、デリもとっても美味しく、他の商品も試してみたいものばかりです。
『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』は始まったばかり、これからアマゾンが、ユニークなアイデアを加えていくことでしょう。これからが楽しみです。
シアトルにお越しの際は、ぜひ『Amazon Go(アマゾン・ゴー)』に訪れてみたくださいね。面白い体験ができますよ。
さいごまでお読みいただきありがとうございました。
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