わたしは20代半ばだった頃、計画的に親知らずを4本抜歯しました。
親知らずを抜歯するのが怖くて、先延ばしにしていましたが、抜歯しようと思ったきっかけは、「2人の身近な人の体験談」によるものでした。
そして歯医者さんへ行き、親知らずの手術について「不安に感じていること、どんな手術になるのか」をよく相談し納得したので手術を決めました。
親知らずは人によってはえ方が違いますし、それによって対処方法が変わってきます。まずはかかりつけの歯医者さんにしっかりとご相談された上で、参考にまでにご覧ください。
わたしのように親知らずを抜歯するのが怖いと思っていらっしゃる方は、「予備知識や事前に準備しておくこと」で恐怖心が弱まります。
さて今回は親知らずを抜歯する対策法を、体験談にあわせて【前編・後編】に分けてお伝えしていきます。
【後編はこちら】
・親知らずを抜歯しなければならないが、気がすすまない
・親知らずを抜歯するプロセスを知りたい
・親知らずを抜歯した人の体験談を参考にしたい
と考えていらっしゃる方の、ご参考になれば幸いです。
目次
親知らずを抜歯しようと思った【3つのきっかけ】
毎回歯医者さんへ行くたびに、「あなたの親知らずは大きくて横向きだから、近い将来『となりの歯を圧迫したり、歯周病や虫歯などのトラブルになる可能性が高い』ので、抜歯したほうがいいです」と言われていました。
しかし毎回、虫歯や痛みがなかったので、先延ばしにしていました。「めっちゃ痛いと聞いているし、手術になるから病院に何度も通うのが面倒だなぁ」と思っていたからです。
そして何より、抜歯するのが怖くて決断できずにいました。
①上司が親知らずで痛い目にあった
ある日会社で上司が歯の痛みに襲われて、痛み止めを飲んでも、痛みはおさまらずとっても辛そうにしていました。
上司は病欠したことがなく、体をめちゃくちゃ鍛えていて、『いわゆる痛みに強そうなタイプの人』でした。そんなかたなので、みんな心配しました。そして上司は早退して病院へ行きました。
「翌日、親知らずからの歯周病になり、強い痛みが出たことを教えてくれました。」
病院からの薬が効いて痛みが和らいだので出社されていましたが、「炎症が引き次第、親知らずの手術をするので、何日か早退する可能性がある」と告げられました。
そのとき、「歯周病になったら、突然とんでもない痛みに襲われるんだと思うと、親知らずは早く抜いておくべきかも・・・」と気持ちが傾きました。
②同僚が【親知らずを抜歯した時の体験談】を教えてくれた
上司が親知らずの手術を決意した時、一人の同僚が親知らずを抜歯したことがあり、体験談とアドバイスを教えてくれました。
「親知らずを抜歯することは、手術よりも、術後の痛みが激しく、普通に食事をできるようになるまで1週間かかる」とのことでした。
親知らずを抜歯すると決めたら、『しっかり対策を練る』ことをオススメされました。
それから同僚は、「抜歯した後に腫れ、冗談抜きに顔が1.5倍になったそうです。」怖すぎる。。。
③留学中に親知らずが痛くなると困る
上司のとても辛そうな姿や、同僚の体験談により、「親知らずはトラブルが起きる前に、そして計画的に行ったほうがよい」と強く思うようになりました。
当時ハワイ留学を考えており、海外旅行保険は歯の治療に適応されていないのがほとんどで、もし滞在中に親知らずに何かあったら大変だと感じました。
上司の後押しもあり、『やるなら今しかない!』と意を消して抜歯することにしました。
口腔外科を訪れ、親知らず抜歯のスケジュールを決める
まずはかかりつけの歯医者さんへ行き、親知らずを抜歯したい旨をつたえると、「施術は口腔外科ですることになるので紹介状を書きます」とのことでした。わたしは『市民病院の口腔外科』へ行くことになりました。
後日、『市民病院の口腔外科』にアポを取り訪ねました。レントゲンをとり、スケジュールを決めていきました。
4本の親知らずを『月に1本のペース』で抜くことにした
「上下左右にある4本の親知らずが、すべて大きく横向きなので、4本すべてを抜くことになりました。」複数本を一気に抜歯してくれる病院もあるそうですが、わたしのドクターは『1本ずつ、月に1本のペースで抜歯すること』を提案してくれました。
人によっては毎回非常に腫れる場合がありますし、数本同時に抜くとなると、痛みが倍になります。治療する期間が長くなりますが、わたしは1本ずつ抜歯してよかったと思っています。
しかし「長い期間痛い思いをするより、短期間で一気に終わらせたい」と思う人もいると思います。
ご本人の歯の状況によって異なりますので、『ドクターとよく話し合って』決めてください。
1本の親知らずを抜く時のスケジュール
1本の親知らずを抜歯するのに、『合計3回』病院に通わなければなりません。(初回の診察を除く)
1回目: 手術日
2回目: 手術の翌日、術後の経過診察と消毒
3回目: 手術1週間後、術後の経過診察と抜糸
わたしは土・日曜日が仕事がお休みだったので、このように予定を立てました。
【1回目・手術日】
(所要時間:1時間)
・病院アポ: 木曜日の最終の受付時間
・会社: 定時の2時間早く退社
【2回目・術後翌日の検診】
(所要時間:15分)
・病院アポ: 金曜日の朝一番の受付
・会社: 2時間遅れで出社
【3回目・手術1週間後の検診】
(所要時間:30分)
・病院アポ: 金曜日の朝一番の受付もしくは、最終の受付
・会社: 定時の2時間遅く出社、もしくは2時間早く退社
手術日を木曜を選んだ理由は、もし腫れがひどくなったり化膿した場合は、金曜日を病欠し、土日もゆっくり療養したら、月曜日から元気に出社できると思ったからです。
この作戦は大成功でした!抜歯した後がとにかく痛いんです。そしてわたしは4本抜歯した内、1本しか腫れませんでしたが、とにかく腫れがひどかったです。
同僚が言っていた、「顔が1.5倍に腫れる」は嘘ではありませんでした!
会社に行ける状態ではなく、金曜日は病欠しました。マスクから顔がはみ出て、隠しきれないんですよ。。。涙
土日もしっかり休養し腫れが少しひいても、月曜に出社のときは『マスクは必須』でした。
術後は体が疲れますし、食べれる食事が限られてくるので、ゆっくりめに予定を立てることをオススメします。
まとめ:事前準備がカギ!親知らずを4本抜歯した時の体験談と対策法【前編】
【今回のお話のまとめ】
4本の親知らずを抜歯する必要があったものの、先延ばしにしていました。
しかし『3つのこと』がきっかけで抜歯しようと決意します。
①上司が親知らずで痛い目にあった
②同僚が【親知らずを抜歯した時の体験談】を教えてくれた
③留学中に親知らずが痛くなると困る
抜歯を決意してから、口腔外科を訪れ【親知らず抜歯のスケジュール】を決めます。
■4本の親知らずを『月に1本のペース』で抜歯
■1本の親知らずを抜歯するのに『合計3回』病院に通う必要がある
■1本の親知らずを抜歯するスケジュール
わたしは土・日曜日がお休みなので、このように予定を立てました。
①手術日: 木曜日の夕方【最終受付】
②手術翌日の検診: 金曜日の朝【朝一番の受付】
③手術後1週間の検診: 翌金曜日
いかがでしたでしょうか。今回は「4本の親知らずを抜歯しようと思ったきっかけ、抜歯を決意してからのスケジュール」についてお話ししました。
次回は後編、「手術前の準備、手術当日、手術後のケア等」についてお伝えします。
さいごまでお読みいただきありがとうございました。
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